ザ・ホワイト・ストライプスの4thアルバム。
2000年代のガレージロックリバイバルを象徴するバンドの一つ。ギターとドラムというシンプルな構成ながら60年代を彷彿とさせる荒々しいサウンドが特徴となっています。
本作は彼らの代表作であり、グラミー賞で最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞するなどの功績を上げています。
コンピューターを一切使わず録音されたにもかかわらずかなり迫力があり、リスナーに興奮を与える作風となっています。特にオープニングを飾る「Seven Nation Army」はバンドを代表する楽曲でありイントロのギターリフは2000年代を象徴するサウンドです。
ハイライトは「Seven Nation Army」、荒々しい「Black Math」、モッズサウンドを彷彿させる「There's No Home for You Here」と「I Just Don't Know What to Do with Myself」、メグがヴォーカルを取る「In the Cold, Cold Night」、7分に及ぶジャム「Ball and Biscuit」など。
ちなみにジャックはこのアルバムを"恋人の死にささげたものである"と語っています。
【トラックリスト】
1. Seven Nation Army
2. Black Math
3. There's No Home for You Here
4. I Just Don't Know What to Do with Myself
5. In the Cold, Cold Night
6. I Want to Be the Boy to Warm Your Mother's Heart
7. You've Got Her in Your Pocket
8. Ball and Biscuit
9. The Hardest Button to Button
10. Little Acorns
11. Hypnotize
12. The Air Near My Fingers
13. Girl, You Have No Faith in Medicine
14. It's True That We Love One Another
Seven Nation Army
【和訳】
俺は撃退してやる
7ヶ国連合軍でも俺を食い止めることはできなかった
奴らは略奪するつもりだ
俺の背後から
夜、俺は独り言を言っている
忘れられないから
俺の頭の中を行ったり来たり
煙草を手に持ちながら
そして目に入ってくるメッセージは
「放っておいてくれ」
それについては聞きたくない
誰にだって語るべき物語はある
誰もがそれについて知っている
イギリスの女王陛下から地獄の番犬まで
もし俺がそいつが戻ってきたところを捕まえたら
君にあげよう
君はそんなこと聞きたくないと思うけど
俺はそうするつもりさ
その感覚は俺の体の内側から来ている
「家を見つけろ」と言う
俺はウィチタへ行く
このオペラから永遠に離れて
藁にまみれて働くんだ
毛穴から汗を垂れ流して
主の御前に立ち
全ての言葉が血の様に俺から滲み出る
そして俺はもう何も考えない
そしてその血の汚れは俺に言う
「家に帰れ」と