日本のガールズバンド、リーガルリリーの1stフルアルバム。
リーガルリリーはたかはしほのか(ボーカル・ギター)、海(ベース)、ゆきやま(ドラムス)の3名からなるスリーピースバンドであり、90年代〜00年代を彷彿させる轟音ギターが響くオルタナティブ・ロックが特徴。
オルタナ好きのツボを押さえた良質な楽曲もさることながら、ストーリー性を持った歌詞や自己の感情を表現した切ない歌詞が特徴。
ハイライトはエモーショナルな「GOLD TRAIN」、朗読が曲中に入る「1997」、不思議な切なさを持つ「林檎の花束」、駆け落ちを題材とした「キツネの嫁入り」、シングル曲「ハナヒカリ」など。
個人的にチャットモンチーがガールズバンドの到達点だと思っていましたが、リーガルリリーは同じくらい素晴らしく、それでいて異なるアプローチをしていて震えました。
まさしく新時代のガールズロックバンドであり、オルタナティブ・ロックの名盤としても聴かせてくれる作品となっています。
強いて欠点を言うならジャケットがやや不気味で楽曲のイメージに合っていないと思うこと。
【トラックリスト】
1. ベッドタウン
2. GOLD TRAIN
3. 1997
4. 林檎の花束
5. キツネの嫁入り
6. そらめカナ
7. ハナヒカリ
8. 猫のギター
9. まわるよ
10. 子守唄のセットリスト
11. ハンシー
12. bedtime story
1997
この楽曲以外にも「林檎の花束」や「キツネの嫁入り」など素晴らしい楽曲が揃っているので、ぜひアルバム聴いて欲しいです。