アメリカのロックバンド、ブロンディの3rdアルバム。
ブロンディはヴォーカルを務めるデボラ・ハリーが在籍するニューウェイヴを代表するバンドの一つ。
本作はグラムロックに造詣の深いマイク・チャップマンをプロデューサーに迎えて作成された作品。
マイクの見事な手腕により、ブロンディが狙っていたダンスミュージック+ロックンロールを更に押し進め、そこにキャッチーなポップサウンドを融合させることに成功。
デボラ・ハリーのハリウッド女優さながらのヴィジュアルとキュートなヴォーカルがグラム/ディスコ風のポップサウンドにマッチしており、イギリスで1位、本国アメリカでも6位となる大ヒットを記録することになります。
また、モダン風のジャケットも印象的でブロンディのイメージを決定づけることになりました。
大ヒットに導いた強力なシングル「Heart of Glass」がなんと言っても素晴らしいですが、「Hanging on the Telephone」、「Picture This」、「Will Anything Happen?」、「Sunday Girl」も魅力的であり、時折無性に聴きたくなる魔力を秘めています。
総評としてニューウェイヴの傑作としての側面も持ちつつ、良質なポップ・ロックアルバムとしても評価される本作は時代を超えて聴き継がれる名盤であると言えます。
【トラックリスト】
1. Hanging on the Telephone
2. One Way or Another
3. Picture This
4. Fade Away and Radiate
5. Pretty Baby
6. I Know but I Don't Know
7. 11:59
8. Will Anything Happen?
9. Sunday Girl
10. Heart of Glass
11. I'm Gonna Love You Too
12. Just Go Away
Hanging on the Telephone
Heart of Glass
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