名盤まとめブログ

ジャンル問わず名盤をまとめていくブログです。私は音楽ゲーム愛好家でもあり、音ゲー曲もまとめるのでぜひ聴いてみて下さい♪

【音楽アルバム紹介】サンボマスターは君に語りかける(2005) - サンボマスター

2024-09-21 22:55:04 | 音楽アルバム(邦楽)
日本のスリーピースロックバンド、サンボマスターの2ndアルバム。

ジャンル:ロック
オススメ度:★★★★☆

サンボマスターのメンバーは以下の通り。
山口隆(唄とギター)
近藤洋一(ベースとコーラス)
木内泰史(ドラムスとコーラス)

サンボマスターは東洋大学の軽音楽サークルに所属した山口と木内の2人で結成され、そこに近藤が加入することによってスタートします。
2004年にCOUNTDOWN JAPANで年越しカウントダウンを勤めた後、2005年に『電車男』の主題歌「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」がヒットしたことで全国的に知名度を高めることになります。

楽曲は「GOING STEADY」や「ガガガSP」などの熱血系ロック(青春パンク)に通ずるものがあるけど、サンボマスターの良さはリスナーの弱さに優しく寄り添いながら励ましてくれるところにあるのかなと思います。

ハイライトは「歌声よおこれ」、「青春狂騒曲」、「これで自由になったのだ」、「美しき人間の日々」です。

後半に行くにつれて勢いが失われてくるけど、「歌声よおこれ」から「美しき人間の日々」の流れは鳥肌もの。
特にアニメ『NARUTO』のオープニングになった「青春狂騒曲」は歌詞・メロディともにサンボマスターの最高傑作とも呼べる名曲です。

【トラックリスト】
1. 歌声よおこれ
2. 青春狂騒曲
3. これで自由になったのだ
4. 美しき人間の日々(サンボマスターは君に語りかけるバージョン)
5. 夜が明けたら
6. 欲望ロック
7. 想い出は夜汽車にのって
8. 週末ソウル
9. あなたが人を裏切るなら僕は誰かを殺してしまったさ
10. マフラーの揺れる間に
11. ふたり(二人は世界のためにバージョン)
12. 月に咲く花のようになるの

青春狂騒曲




【音楽アルバム紹介】文化(2017) - Eve

2024-08-16 22:50:19 | 音楽アルバム(邦楽)
日本のロックバンド、Eveの4thアルバムでありインディーズ時代最後の作品。

ジャンル:ロック/オルタナティブ・ロック
オススメ度:★★★★☆

Eveは日本のシンガーソングライターであり、BUMP OF CHICKENやRADWIMPS、ボーカロイドから多大な影響を受け音楽活動を始めた人物。
2009年から2019年は歌い手として活動した後、自ら作詞・作曲を携わるようになりインディーズとしてアルバムをリリース。

その後メジャーデビューし、「おとぎ」をリリースしてオリコン6位を獲得。2020年には呪術廻戦のOP「廻廻奇譚」をリリースして全国的に有名になります。

作風はメロディアスでキャッチーな楽曲が特徴であり、2000年代のオルタナ+ボカロ曲風といった感じでとても疾走感があります。

「ナンセンス文学」がなんと言っても名曲ですが、「ドラマツルギー」、「あの娘シークレット」、「会心劇」、「お気に召すまま」などもgoodであり2000年代オルタナ好きには堪らない曲が多数。

【トラックリスト】
1. fanfare (instrumental)
2. ナンセンス文学
3. ドラマツルギー
4. ホームシック
5. あの娘シークレット
6. 会心劇
7. ふりをした。
8. 羊を数えて
9. お気に召すまま
10. paradigm (instrumental)

ナンセンス文学




【音楽アルバム紹介】anly one(2017) - Anly

2024-06-16 17:47:00 | 音楽アルバム(邦楽)
沖縄県出身のシンガーソングライター、Anlyの1stアルバム。

Anlyは中学卒業までをパソコンもインターネットもない沖縄の離島・伊江島で過ごし、洋楽好きな父親のクラシックロックのCDを聴いて育ちました。伊江島には高校が無いためその後、那覇市の高校に進学することになります。

幼少期の頃から歌手を目指し、中学生から作詞・作曲を始めた彼女は那覇市のライブハウスで弾き語りをスタート。2015年に高校を卒業しSony Recordsよりメジャーデビュー。

父親の影響で幼少期からクラシックロックに触れてきたからか、70年代の雰囲気を纏ったような骨太な楽曲が特徴。また、Anlyの伸びやかで力強い歌声も楽曲にマッチしていてgood。

タイアップ曲も豊富でドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全彼女』主題歌の「太陽に笑え」やアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』最後のオープニングテーマになった「カラノココロ」は名曲です。
その他、パワフルな「FIRE」やAnlyの心情を歌ったポップロック「サナギ」と「傘」も良い。

総評としてハードだけどもキャッチーで、ストレートに背中を押してくれるJ-POPの真髄が発揮された作品と言えます。

【トラックリスト】
1. 太陽に笑え
2. FIRE
3. 笑顔
4. この闇を照らす光のむこうに
5. サナギ
6. 傘
7. カラノココロ
8. Enjoy
9. だから
10. レモンティー
11. いいの
12. Don't give it up!
13. EMERGENCY
14. Come back


太陽に笑え



カラノココロ


【音楽アルバム紹介】漂白脱兎(2019) - Blanc Bunny Bandit

2024-05-12 19:05:28 | 音楽アルバム(邦楽)
コナミデジタルエンタテインメントによるメディアミックス企画『バンめし♪』から生まれたバンド、『Blanc Bunny Bandit』の1stアルバム。

『バンめし♪』とは「バンドでめしを食べるのは大変なこと。」の意味。

Blanc Bunny Banditのメンバーは以下の通りであり、全員フィクションの登場人物となっています。
栗花落 夜風(CV:楠木ともり) - ギター
吉廻 千代(CV:高橋未奈美) - キーボード
黒川 亜理紗(CV:安井咲希) - ベース
百武 もなか(CV:田中貴子) - ドラムス


『バンめし♪』の舞台は岐阜県郡上市(旧八幡町)であり、タイアップしている郡上八幡エリアでは彼女たちのイラストを見ることが出来ます。
なかなかニッチなメディアミックス企画で知名度はほとんど無いと思うのですが、曲がめちゃくちゃ良くて個人的に結構聴きました。ビター・エスケープ、シンクロフィッシュ、箱庭のエチュードの3曲は特に良い。

一部音楽ゲームにも収録されている曲もあるので、興味があればぜひ遊んでみて下さいね。

【トラックリスト】
1. ビター・エスケープ
2. シンクロフィッシュ
3. 箱庭のエチュード
4. たたえよ!絶対覇権アリーシャ帝国
5. おにぎりディスコ
6. 漂白脱兎
7. 全力ドラマティック
8. アバンギャルド・バンドガールズ
9. ひふみで湯~とぴあ♨
10. 奥美濃八萬歌
11. 脱出序幕
12. 待機セヨ
13. 白兎タイム
14. シンクロフィッシュ (本部放送ver.)
15. 箱庭のエチュード (本部放送ver.)
16. たたえよ!絶対覇権アリーシャ帝国 (本部放送ver.)
17. おにぎりディスコ (本部放送ver.)


ビター・エスケープ
作詞/作曲/歌唱はバンド『カラスは真っ白』のメインヴォーカルを務めた「やぎぬまかな」



シンクロフィッシュ
作詞/作曲は「やぎぬまかな」、ヴォーカルは栗花落 夜風(CV:楠木ともり)



箱庭のエチュード
作詞/作曲はバンド、『POLLYANNA』で活躍する「斎藤モトキ」と「飯島快雪」、ヴォーカルは吉廻 千代(CV:高橋未奈美)。印象的なピアノのメロディは飯島快雪氏による演奏です。


【音楽アルバム紹介】友だちを殺してまで。(2010) - 神聖かまってちゃん

2024-04-30 21:53:00 | 音楽アルバム(邦楽)
日本のロックバンド、神聖かまってちゃんのデビューミニアルバム。

全楽曲の作詞作曲をフロントマンの『の子』が担当しています。神聖かまってちゃんとしてデビューする前から『の子』は2ちゃんねるで自作自演をして叩かれたり、自身の曲をアップしたり、全裸ライブを配信するなど自己顕示欲の強い人物であり、こういった活動と楽曲が注目されネットの海からメジャーデビューすることになります。

サウンドはポップで疾走感がありますが、いじめやニートを経験した『の子』の経験や感情が歌詞に現れており「死にたい季節」や「学校に行きたくない」、「ちりとり」などで表現されています。

一見イロモノに見えますがサウンド自体は結構正統派であり、そのロックに対する情熱は本物。「ロックンロールは鳴り止まないっ」を聴くたびに熱いものが込み上げてきます。

CD発売に先行し、全国のTSUTAYAにて「ロックンロールは鳴りやまないっ」のみを収録した無料レンタルCDが期間限定でレンタルされ、本作は第3回CDショップ大賞の準大賞を受賞しています。

【トラックリスト】
1. ロックンロールは鳴り止まないっ
2. ぺんてる
3. 死にたい季節
4. 23才の夏休み
5. 学校に行きたくない
6. ゆーれいみマン
7. ちりとり
8. バイトなんかでへこたれないぞっ(隠しトラック)


ロックンロールは鳴り止まないっ