名盤まとめブログ

ジャンル問わず名盤をまとめていくブログです。私は音楽ゲーム愛好家でもあり、音ゲー曲もまとめるのでぜひ聴いてみて下さい♪

【名盤紹介】告白(2009) - チャットモンチー

2023-07-24 22:09:00 | ・2000年代(邦楽)
チャットモンチーのメジャー3rdアルバム。

正統派なギターロックにかわいい歌声、そして女性だからこそ書ける複雑な心境を歌った歌詞が印象的な名盤。

歌詞の一部抜粋

8cmのピンヒール
『月を見て綺麗だねと言ったけど
あなたしか見えてなかった
あの光はね 私たちの闇を照らすため
真っ黒の画用紙にあけた穴』


ハイビスカスは冬に咲く
『やりたいことだけやって生きていけたら最高
朝から夢まで笑って死んでいけたら最高』


風吹けば恋
『走り出した足が止まらない
行け!行け!あのひとの隣まで
誰にも抜かれたくないんだ
風!風!導いておくれよ』




ZELDAから始まったガールズバンドですが、チャットモンチーが一つの到達点だと思います

個人的によく聴いたお気に入りのアルバムです。


【名盤紹介】平成(2018) - 折坂悠太

2023-07-23 22:13:03 | ・2010年代(邦楽)
日本のシンガーソングライター折坂悠太の2ndアルバム。
平成最後の年に発表された、平成という時代の最後の名盤です。

『恋と戦争』をテーマに制作された
逢引



地震を題材とした
揺れる



アフロビートにポエトリーリーディングを乗せた夜学



本作のハイライト
さびしさ




平成元年生まれの折坂悠太が令和という新しい時代に対して、自身と向き合ったからこそ生まれた傑作と言えます。

日本的な趣きもあり、なんとなくはっぴぃえんどからの影響も感じます。
ただの洋楽の真似事ではない日本の名盤だと言えます。


【名盤紹介】Electric Ladyland(1968) - The Jimi Hendrix Experience

2023-07-22 10:58:11 | ・1960年代(洋楽)
The Jimi Hendrix Experienceの3rdアルバム。
エクスペリエンス名義では最後のオリジナルアルバムです。

ジミ・ヘンドリックスは右利き用のギターを逆さまにして構えたり、エフェクターを多用するなど独特のギタープレイが特徴。

また、高い演奏力と表現力によりエレキギターの可能性を押し上げています。

15分にもおよぶハードブルース
Voodoo Chile




ボブ・ディランの名曲の名カバー
All Along the Watchtower




ラストを飾るジミの代表曲の一つ
Voodoo Child (Slight Return)




総評としてハードロック、サイケ、ブルース、ソウル、ファンク、ジャズなどあらゆるジャンルを取込み、それをジミが独自に消化することによって混沌とした世界が生み出されています

また、All Along the WatchtowerとVoodoo Child (Slight Return)は究極ともいえる完成度を誇りゾクゾクすること間違いなし


【ジャケットの話】

先行発売されたアメリカ盤のジャケットはジミの顔写真を加工したものですが、イギリス盤では大勢の女性のヌードモデルの写真を使ったものになっています。

また、ジミはこのヌード・ジャケットを嫌悪していました。
(実際、薄気味悪いものであり私も好きではありません。興味があったら調べてみて下さい。)

なお、50周年記念盤ではジミ自身のアイデアの下リンダ・イーストマンが撮影した写真がカラーで使用されています。



これ滅茶苦茶カッコいいです。
当時このジャケットで発売されていたら、もっと評価が上がっていたのかもしれません。

【名盤紹介】The Velvet Underground & Nico(1967) - The Velvet Underground

2023-07-20 23:41:44 | ・1960年代(洋楽)
アメリカのロックバンド
The Velvet Undergroundの1stアルバム。
アンディ・ウォーホルのバナナのジャケットが印象的な、アートロックの走りともいえる異端の傑作

優しい曲調とは裏腹に妄想、偏執病について歌った
Sunday Morning





ドラッグの売人を待つ男が題材の代表曲
I'm Waiting for the Man




ニコのミステリアスなボーカルが印象的な名曲
Femme Fatale




ヘロインを打った感覚が題材
Heroin





アルバム全体に渡り婬靡、退廃、暴力、虚無などそれまでのロックではありえないようなダウナー的表現が用いられてます。

11曲全て個性が強い歴史に残る名盤です。
本作は数多くのアーティストに影響を与え、ロックの芸術性に貢献することになります。


アンディ・ウォーホルのゴリ押しでニコが一部ボーカルをとっていますが、メンバーはそれを受け入れられませんでした。
結局、ニコはデビュー作への参加のみでグループを去ることになってしまいます。