サトマン盛岡

SaToMansionの「明日を」リリースワンマンショーに行ってきたのでそのことを書きます。

今年はコロナ禍でライブやイベントがなくなったり無観客になったり、アーティスト、そしてファンにとってもつらい一年だった。
そんな状況でもちゃんと対策して、ライブを開催してくれたサトマンがとてもかっこいい。
そうだよ、やれるよ！ってのを示してくれた。

昼、夜、と分けてのライブ。両方いけた人もいたけど、私は仕事納めしてからで夜の部だけ参加。
岩手県民会館いつ以来？ブルーハーツのハイキックツアー以来だ。高校生のときだな。昔。

物販では、ずっとほしいと思ってたパーカーが半額になってたので迷わず買いました。
肉厚。これふつうに衣料品としても3000円安くない？
あとカレンダー、もちろんCDも買いました。あとで見たけどCDの装丁すごくすてきだった。

ライブもよかった！曲がいいし、メンバーがいい。
おなじみの曲はもちろん、新しい曲もよかった。
「カティーサークをロックで」なんて4人のコーラスで始まるの新境地だったし、
「明日を」ほんとによかった。

あの曲もあの曲も聴きたかったってものあったけど、昼の部でやってたり、やらなかったり。

サトマンは行儀いいバンドじゃなくて、ちゃんとロックバンドだし、でも誠実で嘘がなくて、自分たちで考えてやっているのがほんとにすばらしいです。

自主制作でだしてるのもったいない。流通だけ全国規模でだせるレコード会社で請け負ってもらったらいいのに、と思った。これは全国に届けなきゃだめだよ。内輪で楽しんでる場合じゃないぜ。もっと世の中サトマンに大騒ぎするべきだよ。

いろいろつらかった2020年を締めくくるライブがサトマンでよかった。サトマンに始まりサトマンに終わった。

今年最後のエントリーになると思うので、また来年ね！よいお年を！

エレカシ野音2020

エレファントカシマシ恒例の日比谷野音。
もう何年も観に行けてないのですが、
今年は配信で観ることができました。
もちろんコロナ禍ということで、今年は特別。
チケット代を払って、自宅で観ました。
なかなかライブに行けない地方在住、しかも野音は近年チケット取れない！
だから配信で観れるの、よかったよね。
現地で肉眼で観たいけどね、ほんとはね。

このライブが、今日観たばかりなんだけど、ほんとすごかったのでそのことを書きます。
けっこう昔の曲が多くて、もうほんとEPIC時代の。
「何も無き一夜」「無事なる男」と、おおお！5枚目から続けてやってくれるのか！
さらに「珍奇男」「月の夜」。
思春期に聴いてた曲たちを2020年のライブでやってくれた。
キーボードが細海魚さんだったのもよかった。
「珍奇男」はミヤジの緩急あまりある歌唱で何度もズレそうになりながらも、トミと成ちゃんのさすがのエレカシリズム隊は合わせて、怒涛のグルーヴを生みだしていく。やっぱりエレカシはすごい。
そして「武蔵野」でほんと感動して泣けてしまったよ。
ほかにも「悲しみの果て」や「今宵の月のように」などのヒット曲もありながら、
それ以上に圧巻の「男は行く」。2020年に浪曲ロックンロールとして進化してほんとすごかったよ。表現力が増した。
大好きな「風に吹かれて」から「星の降るような夜に」。わああ野音に合う！
ラストアンコールの「待つ男」。これで終わるのか、かっこいい。

エレファントカシマシはやっぱり最高のロックンロールバンドだった。

昨年から今年は、宮本浩次ソロとしての活躍がすごくて、それでファンも増えて、テレビもいっぱいでて、歌もうまいし、他のミュージシャンといっしょに演ったりとか、それはそれですごくいいんだけど、どうしても、エレカシがいいなあ！エレカシ観たい！ってのがあって、さらにCOVID-19のせいでライブに行くことが日常じゃなくなってしまった、という状況。
ほんとに私や大勢の人が、エレファントカシマシを待ち望んでいた、と思う。
そのタイミングでの野音、そして配信。
しかもね、けっこう本気のファン向けのライブ（まあ野音はだいたいそうなんだけど）というより、エレカシ本人たちが今演奏したいエレファントカシマシの音楽を届けてくれた、というところがね、ほんとによかったよ。
あの4人じゃないとエレファントカシマシじゃないし、トミと成ちゃんがうしろにいると安心するし、石くんはやっぱりとなりにいないとダメだ。
（ミヤジソロだと見ていて大丈夫か…大丈夫か…と思ってしまう）

エレカシほんとに好きだし、ずっと続けてほしい。
4人とも健康で長生きしてほしい。

そしてやっぱり生で観たいなあ。肉眼で観たいよ。
配信してくれてありがとう、と思うけど、ライブにふつうに行ける日常が戻ってきますように！

サトマンキャッセン大船渡

8/31にSaToMansionのキャッセン大船渡のライブに行ってきたのでそのことを書きます。

ライブ（生演奏という意味で）ほんとに久々だよ。
COVID-19の影響でライブやイベントが中止になったり延期になったり、配信というものが身近になり、無料だったり有料だったりで現場に行けなくても家のパソコンとかスマホとかでライブを楽しめるようになって、それはそれで工夫だし、地方にいて気軽にライブ行けない人にはいいんじゃない、なんて最初思ったけど、やっぱりちがうよね。
生音ドコドコ聴きたいし浴びたい感じたいのよ。肉眼で見たいのよね。

この大船渡のサトマンライブの概要はざっとこうです↓

SaToMansionがNHK盛岡の「おばんですいわて」のエンディングということで震災をテーマに「明日を」という曲を作った。
被災地である大船渡で野外ワンマン。
岩手県在住者のみライブに参加できる。
「明日を」のMVも撮る。
大船渡のライブをDVDにして全国に届けるためにクラウドファンディング。
クラファンは当初の目標100万円を超えて新たなる目標200万円も突破。

情報量多いね。

ということで行ってきました。前置き長かった。
キャッセン大船渡は、新しくなった女川駅前のような雰囲気だと思った。
前に大船渡に行ったのって、震災前だったんだな。

ライブはDVD化されるので、内容については詳しく書かないが、
雨！大雨！始まった途端の豪雨！でした。
それがまたドラマチックだったりもする。
ゆるキャラもでてきた。
新衣装もよかった。
CLUB CHANGEさんからタオルも配られた。
MVも撮った。ドローン飛んでた。
ライブはいい。

クラファンは最終的に300万円で終了した。
DVDたのしみ。サトマンはいいバンドだから全国のみんなに見てほしい。

カネコアヤノ仙台

カネコアヤノの仙台MACANAのライブに行ってきましたよ！バンドセットです。
カネコアヤノ（バンドセット）を見るのはおととしのりんご音楽祭以来2回目。
なんといっても林くん！本村さん、Bobというこのメンバー。バンドセットすばらしいです。
チケットがかなりの争奪戦だったようで。私最初のぴあ先行で取ったよ。
こんなに小さいところではもう最後だとかなんだとか。

ライブは、ノンストップロックンロールショー。ぶっ通し。MCなし。
一見いちばんいかついベース本村さんはいちばんかわいらしく、繊細なコーラスも聴かせてくれる。
林くんは、もうギターヒーローだね。「さよーならあなた」であんなにギターソロ弾かれたらもう笑うしかない。音の魔術師ぶりもすごい。実物は想像よりひと回り大きい。
ドラムのBobは髭でイケメン度増し。ちょっと松田龍平にも見えたぞ。
カネコアヤノはこのRPGのパーティーの勇者だなあと思った。魔物をばったばった倒していく。
ほんとはかわいいのに、なんかブスな顔するのほんとにたまらない。むしろかわいい。

アンコールででてきてやっとしゃべったアヤノちゃん、牛タンのこととアラバキのこと。
ほんとのラスト「アーケード」で林くんのギターの弦が切れて、切れたよーってアヤノちゃんのほう向いて弾いてたのたまらなかった。

ほんとかっこよかったね。
カネコアヤノっていうバンドだって本人が言うように、ほんとバンドだった。
曲始まりで向かい合って始まるところなんて、スタジオで合わせてる延長のようだった。
もうずっとこのメンバー変わらないでほしいね。

南部事変二〇二〇

SaToMansionの二戸凱旋公演、「南部事変二〇二〇」に行ってきたよ！
すごい良かったよ！
私がいままで観てきたライブだけじゃなくて、すべての経験してきたことのなかで、感動的な出来事ベスト5には入る。（ほかの4つはなにかということはわからないが）
それくらいすばらしいライブだったよ。

そもそもSaToMansionを熱心に追い始めたのがイシツブテのいしがき以降だったので、そのときサトマンはサトマンTubeの登録数をめぐる解散騒動の真っただ中だったので、そのことは前に書いたから書かないけど、それを乗り越えてのこの地元二戸での凱旋公演。もうストーリーすごくない？これだけで。

私は二戸に行くことも初めてで、知らないところに行くってだけでわくわくするし、さらにサトマンを生んだ町ってことで、サトマン聖地と呼ばれるいろいろな場所もあるし、楽しみしかないっ！

サトマン聖地巡りのことはあとで書く。

さて、ライブ。

会場の外にメンバーの甲冑姿の幟（のぼり）。これだけでテンション上がる！
開場後に行ったらもう人たくさん。物販列すごい人。
並んでたらBGMにキュアーとかリバティーンズとか流れて、おお！って思った。
あとでわかったが、幸城さんの選曲だったらしい。
チュブールくん買おうと意気込んで、浄法寺のねこポーチを買うの忘れるというミステイク。
開演ギリギリであせってしまった。
二戸の居酒屋瓢さんの呼びかけで私もお花を贈る企画に参加したのだけど、それもすてきでした。
今回は夫と子が親子席（一人分料金で親子で観られるお得な席）で、私は一般席。
別々だったから良かった。子が私の近くにいると構われるので。

さて、ライブですよ。

最初に武井壮さんのパリからのメッセージ動画が流れた！
これメンバーも知らないサプライズだったらしい。
そして4兄弟の幼少の頃の写真。かわいかったり笑えたり。
メンバー登場！あんまり覚えてないよ。覚えてないんだよ詳細。
映像化されるっぽいからあとで確認。

とにかく、曲がよくて、メンバーがよくて、ロックバンドでした。
バルーンも飛んだ。銀テープも飛んだ。
アンコールでは南部美人で鏡開きもした！すごい。
サトマンTubeでおなじみの南部美人の社長、喋りが上手。
小松製菓さん、実行委員長、浄法寺のねこ、亀麻呂くん、なんと二戸市長まででてきた！
こんなに地元に愛されているロックバンドいる？
最後はコンサートの最後によくやるアレ、手をつないでやるやつ。
あーこれ兄弟なんだよなーと思うとすごいよ。萌える。

二戸市民文化会館大ホールという大きなホール、という会場を十分に活かした演出、おそらく本人たちも初めてだっただろうと思う。
それでもちゃんとロックバンドとしてロックな音を鳴らして、
住人と言われるファンと二戸市民、グルージャ界隈、年配の人も子供も、みんなを熱狂させたサトマン。
ここからさらに飛躍していくんだろうな。これはスタートなんだなーと思った。
きっと、もっとバンドは大きくなるね。もっと人気でるよ！
だってかっこいいもんね。実の4兄弟という最大の武器、曲もいい、さらに顔もいいのは強い。
岩手県出身だからサトマンを知ったけど、岩手県のバンドじゃなくっても私はきっとサトマンが好きだよ。バンドとしての魅力がすごいよ。

あと、サトマンもすごいけど、それをこうして凱旋公演を地元のみんなの力で盛り上げて、行政や地元企業も協力する二戸のみなさんがほんとにすばらしいと思いました。こんなのほかにないよ。

新聞やNHKニュースにも取り上げられていたよ。ロックバンドでこんな扱いある？すごい。
南部事変ってすごいタイトルつけたと思ったけど、事変って名に相応する歴史的瞬間だったんじゃないかな。
サトマン住人になって日が浅い私だけど、サトマン好きになるのが、南部事変に間に合って良かったと思いました。

あ、ねこのポーチはのちほど無事GETしました。