ここ数か月ほど、毎週木曜日の朝はTSUTAYAさんに行き、マンガを10冊借りてくる、ということにしている。
TSUTAYAさんが9時オープンになったので出勤前に寄れるということに気づいてからそうしてる。
前からよく会話の中に単語として出てくるわりにはちゃんと読んだことのない、
”疾風伝説 特攻の拓”を借りて読んだ。
全人類が知ってるとは思いますが、”かぜでんせつ ぶっこみのたく”と読みますよ。
なんとなく雰囲気は知っているくらいだったのだけど、読んだらこれがほんとにすごいマンガ。
ヤンキーマンガと一言では言えない。
暴力がひどいし、パトカーは何十台と壊れるし、出てくる人物が超人しかいないし、なんで死なないのか?という描写ばかり。
チーム名もいっぱいでてきて誰がどこに所属しているかまったく覚えられない。
そして抗争が同時多発的に起こるとほんとになにがなんだかわからない。
独特のセリフ回し、独特の読み方のフリガナ、”このチョンチョンのかっこ書き”の多用、とにかく独特。
そして途中から”アモーくん”という登場人物が出てきてからはさらにロックの要素が加わってほんとに意味がわからない。
私はロックに詳しいほうだと思っているのだが、それでもロック用語がストーリーと関係なく多用されると頭がおかしくなりそうだった。
基本はバイクとケンカのストーリーなので、バイクのことはぜんぜんわからない私だけど、ちょっとバイクに興味をもった。
同時に読んでいた”ゆるキャン△”というマンガでも、主人公が原付に乗ってキャンプに行くので、その相乗効果もあった。
自転車のヘルメット努力義務っていうけど、ヘルメットどうせかぶるならバイク乗ったらいいんじゃない?と思った。
第一話から”外道”というチームの秀人くんが出てくるのだけど、そういえば昔、外道ってバンドがいたなーと調べたら、外道の中心人物が加納秀人さんなんですね。知らないことは無知だ。
外道が演奏した”特攻の拓イメージアルバム”も出ていたそうだ。
全27巻まで読んだ、と言いたいところだけど、なんでかTSUTAYAさんに15巻と17巻が抜けていたのだ。
そんなことってある?
私の世界観には今までまったくなかった世界のマンガで、異世界マンガを読んでいるようであったが、おもしろかった。
ちょうど月刊ヤングマガジンで特攻の拓の再掲載の企画があって、ステッカーがついてきたので、”外道”のステッカーをiPhoneに貼った。
推しキャラは文句なくかっこいい外道の秀人くんと、いつも冷静で大人の夜叉神の鰐淵さん。
もちろん拓ちゃんがみんなに愛される感じもとてもいい。マー坊くんもいい。魍魎の武丸がかなりのヤバさでいい。
拓ちゃんのお母さんがのん気すぎる。お友達ができて良かったって言ってるけど、毎回死にかけてるからな。
40代になって初めてちゃんと特攻の拓を読んだけど、これ10代の頃読んだら変に影響されそう。