銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

シベールな日々・・・

2014-02-21 10:00:01 | 映像空間
映画「シベールの日曜日」のブルーレイが届いてからというもの、なんだかんだで繰り返し観てしまっています。いままで観ることがなかった時間が長かったせいか、一度再起動してしまったこころの振動は収まるところを知らず、休みの日は午前・午後と2回観てしまったり、普段でも暇があれば観ています。合計30回近く観ていますね。
 友人「そこまで観れば作品も本望でしょ?」
 #完全に呆れています

確かにシベールを演じていたパトリシア・ゴッジの素晴らしい演技に感動するのですが、それよりもシベールの失ったものの切なさに打ちのめされているような気がします。シベールの涙で作品が終わって、めっちゃめちゃに打ちのめされるのですが、それでも繰り返し観たくなるのです。この純粋で透明な世界は病み付きになります。


***
シベールな日々になってしまったため、Chiquititasを観る時間が無くなってしまって、本放送からだいぶ遅れをとってしまいました。やっと、シベールのショックも落ち着いてきたので、Chiquititasのストーリーを追いかけはじめました。

ただ・・・・・・・

「Mentirinhas」の歌を聴いたとき、いままで以上に哀しくなりました。

Não me diga mentirinhas, dói demais
Eu já sei que estou sozinha
Sem meus pais
Eles foram pra bem longe
Esqueceram que nasci
Me deixaram sem carinho por aqui

なんて哀しい歌詞なのでしょう。内心で号泣している自分に気が付きました。両親からの愛情を受けらない孤独感を歌う姿は、薄幸なシベールと完全に重なってしまいます。歌から受ける印象が大きく変化した感じです。それでも「Mentirinhas」にはブラジル的な優しさ・温かさがあるのが救いですけどね!


シベールの日曜日 ブルーレイ [Blu-ray]
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角川書店