銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

「苺ましまろキャラクターソングアルバム」-2

2006-04-02 14:38:06 | 音楽空間
改めて聴いてみると、いろいろな音の要素が入っています。

意外とボーカルの部分は変にいじくっていないようです。やはり「キャラクターソング」という商品性を生かす為、製作者は声優さんの声を生かしたいのかな?・・・と勝手に判断しています。時にドライな音色に振りすぎているように感じるものの、明るいアルバムの内容に溶け込んでいるので、ボーカル部分は声を楽しむという点でも悪く無いないと思います。5人の設定の特徴を生かすような内容・曲構成も面白いです。

歌詞の内容も設定を生かしていて、アニメ本編同様に思わず「ニヤ」っとしてしまう内容です。ほどほどのギャク性が小気味よく頭に入ってきます。伸恵お姉ちゃんの設定は嫌いではないのですが、私がタバコが嫌いなので、歌の中でダイレクトに入ってきちゃうと「チョット~」となってしまいますね。茉莉ちゃん・・・というより川澄綾子さんの声が印象的な「ミルクをこぼして」は、とても可愛い曲になっています。伴奏のパートで使用されているキーボードの音色が柔らかい設定なところも◎です。カラオケバージョンがあるといいですね。

一番良いのは、やはり「Made in 女の子」でしょう。どうしてもアナちゃんをひいき目に見てしまうことは差し引いても、イントロのカッコ良さはたまりません。伴奏のパートが「面白可笑しい気品(笑)」を感じさせるところが、私のツボにハマっています。能登さんの「おいでフルシアンテ!」という台詞の後に入る間奏のピアノもカッコいいです。この曲はピアノソロでもいいかもしれません。あとは・・・各種「OK(というより okay かな?)」という言葉も隠し味が効いています。

最後の「お家に帰ろ」は、マツケンサンバ並みのノリの良さがあります。マツケンサンバを微妙に意識したような遊び感覚は好きですね。ただ伸恵お姉ちゃんのところだけ、やたら難しい。これって楽譜だけもらったら、初対面で伴奏との掛け合いを考えると舌を巻きそうです。元の歌の部分にリズムを後から掛け合わしたのかな~?と。
#マツケンサンバも同じジェネオンさんだったのね(^^)

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スピーカーで再生した場合、音は明るくていいのですが、打ち込みのパートの定位があやふやな部分があります(意図的なデザインかもしれませんけどね)。一方、ヘッドフォンで再生すると、打ち込みのパートの音がうるさく感じることがある反面、音場が頭の中に小さく展開されるので打ち込みのパートもその中に小さくまとまってしまい、定位の違和感が少なくなっていたりします。この違いはとても興味深く感じました。


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「ひとまずお家に帰りましょう」と終りかけて、「つづく~」と言っているのですが・・・
会話の「間」に思わずクスって笑ってしまう「苺ましまろ」は好きな作品なので、続編を期待します。



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