くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

マウンティング@ロッカールーム

2021-04-20 14:43:00 | プール&スポーツクラブ
速い人コースで徒党を組み泳ぎまくるUさん。訳あってわたしはなるべくUさんの視界に入らないように気をつけているが、あちらは目敏くわたしを見つけてくる。

Uさんはわたしの体重が3キロ減になった時。まだわたしと体重計以外、ハービーですら気付いていない時に、いち早くその事に気付いた人。

お風呂でわたしのそばに寄って来て、「痩せました?ヒートテック1枚脱いだみたいです」と、個性的な言い回しをしてきた。

以降、都度都度わたしを見つけては何キロ減ったのか確認してくる。わたしも聞かれればバカ正直に答えた。何をどうやっているかを聞かれれば、お金を払ってトレーナーから得た知識や情報も出し惜しみしないで教えてあげた。後は自分がやるかやらないかだし、みんながそれで健康になるならそれは良いことだと思うから。

で、ある日のクラブ内ロッカーで。

「結局何キロ痩せたんですかー?」

「10キロくらいですね」

「すごーい!お洋服のサイズはどうですか?」

「物にもよりますけど9号か7号くらいですかね」

「わたし、ここのクラブに入った時はすごい頑張って短期間で7〜8キロくらい痩せたんですよ。ザラのSSサイズくらいに痩せちゃって!」

「わあ、すごいですねえ」

ザラのSSサイズがどんなもんだか、わたしにはとんと見当がつかないので無難に返しておいたらば。

「でも、あれですよね、痩せても胸まで落ちちゃったら女として魅力ないですよね」

・・・あ、もしかして、これがマウントってやつですか?でも、あれってなんだよ。。。

そして、昨晩。気をつけていたのに背中合わせで後ろのロッカーをUさんが使っていた。とっくにプールから上がっていったのにまだいたんだ。。。

「まだダイエットしてるんですか?」

「もう少しだけ続けますよ、体脂肪の調整だけ」

「体脂肪どれくらいあるんですか?」

「率ですか?」

「はい、わたしは23.5%なんですよ、どう思います?」

「十分じゃないですか、ちょうどいいですよね」

「でも、わたし体脂肪率が低いって見えませんよね、デブですよね!」

(はあ、もう面倒くさい・・・)

「そんなことないですよ、Uさんは筋肉質でしょ。胸の厚みはあるかもしれないけど水泳競技をやってる人って皆さんそうだし、Uさんの背中とってもきれいですよ」

「背中がきれいだなんて言ってくれるのくるりさんだけですよー!確かにわたし胸が厚いんですよね!胸も大きいし!」

あれ?またそっち方向に話持っていく?

わたしがUさんを避けていることを知っているハービーは、あちこちでUさんに話しかけられているわたしを遠くからニヤニヤしながら見ている。ハービー!あんたのトレーニーがまたマウント取られてるよ!

しばらく動きがなかったけれど、また山が動き出したぞ。