~尹 東柱~
ほんとうに久しぶりに詩集を読み返している。
腰椎からくる脚の神経痛はほぼ改善してきた。
は自分では普通と感じているが、
路の自分のシャドウは、まだ少し横に揺れている。
歩きは少し進歩ちゅう
重い物を持ち上げたりしないことが今のところ鉄則だ
ということで詩などにも目が映せるよう、少し気持ちにゆとりが出てきたのかもしれない。
黄昏が濃くなる街角で
終日 萎えた耳をすませば
夕闇がうつりゆく足音、
足音を聴けるほど
わたしは聡明だったのか。
音もなく消える白い影、
中略
信念ぶかい 芯のつよい羊のように
ひがな一日 うれいなく草でも摘もう。
「空と風と星と詩」尹東柱全詩集 伊吹郷訳 白い影 より
ほんとうに久しぶりに詩集を読み返している。
腰椎からくる脚の神経痛はほぼ改善してきた。
は自分では普通と感じているが、
路の自分のシャドウは、まだ少し横に揺れている。
歩きは少し進歩ちゅう
重い物を持ち上げたりしないことが今のところ鉄則だ
ということで詩などにも目が映せるよう、少し気持ちにゆとりが出てきたのかもしれない。
黄昏が濃くなる街角で
終日 萎えた耳をすませば
夕闇がうつりゆく足音、
足音を聴けるほど
わたしは聡明だったのか。
音もなく消える白い影、
中略
信念ぶかい 芯のつよい羊のように
ひがな一日 うれいなく草でも摘もう。
「空と風と星と詩」尹東柱全詩集 伊吹郷訳 白い影 より