2017年01月07日 10:29
●拡散宜しく《元旦の朝生で井上達夫東大大学院教授が「(保守派側に)人権を無視して今上陛下を奴隷にしている」との暴言》
■元旦早朝の「朝生」で、
井上達夫東大大学院教授が
「(保守派側に対して)人権を無視して今上陛下を奴隷にしている」との暴言を
発してましたが、視聴されていた皆様方も唖然となったことと存じます。
司会の田原総一郎氏が「井上さんは天皇制に反対ですよね?」と、
確認を求めたところ「首肯」してましたので、分かりやすい発言だったのですが、
国立大学の教授が公共の電波で
「今上陛下は奴隷のように扱われている」などの発言は赦されるものではありません。
井上教授の専門は、「法哲学」とのことですが、
幕末にオランダ留学した西周が、帰国後につくりだした造語が「哲学」ですから、
近代西洋思想で語られた「人権」など、たかだか数世紀内の思想用語であり、
それをたてに「今上陛下は奴隷」など、稚拙な解釈でしか過ぎません。
近代西洋哲学に心酔している曲学阿世の輩は、
自分なりに日本語に翻訳しただけで、
自らも偉大な「哲学者」と錯覚している哀れな三流学者なのですが、
そもそも「天皇」は、
近代西洋思想が勃興した1000年以上前から
脈々と存在していた日本国の象徴であり、
いまだに西欧に人権思想が定着していないが故に、
EUでの「移民問題」(イスラム問題)は根深い軋轢を起こしているのであり、
たかだか人間が考え出した「思想」なるものの限界を晒しています。
近代西洋思想より1000年以上も前に成文化された
聖徳太子の「十七条憲法」の方が、平等の精神に溢れたものであり、
仏教も逃げ出した中国では、
現在も「十七条憲法」の教えはちんぷんかんぷんなのです。
そもそも仏教とは、人間が創りだした「思想」とはにても似つかぬもので、
その説かれている真髄は「宇宙」すなわち、
道元禅師が提唱されていらした
「尽十方界真実人体(じんじっぽうかいしんじつにんたい)」そのものなのです。
仏教は、狭小な唯一神の「宗教」ではなく
「宇宙すなわち自然界の真実」の教えなのです。
日本人には宗教心がないなどと批判する輩がおりますが、
米国などの人工国家と違い我が国は、
自然発生した伝承の塊としての国家であり、
仏教伝来から40年後に「成文化」された「十七条憲法」が、
まさに仏教の教えの真髄をまとめたものであり、
日常の日本語は仏教語でなり立っており、
日本語をつかう日常生活が無意識に「仏道修業」そのものになっているのです。
小生の座右の書は「仏教語大辞典」であり、
日本人の精神性は「仏教」なくして語れません。
ようするに日本人は、1000年以上、仏教語空間で生活してきて
無意識に遺伝子レベルまで「仏教」の教えが組み込まれているのです。
面白い例として、「旦那さま」との用語は、
「ダーナ」と言うサンスクリット語の「僧に御布施する人」の言葉から派生したもので、
日本の家庭では「妻にせっせと給料を運んでくれる夫」に対して
つかうようになっていますが、
ホステスが「ダンナさん」ってくだけて使われたりもしています。
このように日常化した仏教語が辞典には満載されており、
哲学書より面白くためになります。
西欧の奴隷制度と我が国の決定的な違いは、「労働」に対する考え方であり、
「労働」を卑しいものと考える中国や韓国との違いを分かりやすく説明すると、
日本人の匠の技は、人を斬る道具を超え、銘刀をつくり出す「刀匠」は、
神の領域に達する仕事をしていますが、
それら「芸術品」は、奴隷制度の中からは生まれません。
それら「刀匠」などは、作業場に神棚を祀り、身を浄めて作業を開始してますが、
それは匠たちの共通認識でもあり、その神を祀る総代が天皇陛下であり、
それら総てをまとめた形が「国体」なのです。
1月8日20時にアップする動画でも、
解説してますが時間がなくわかりにくいと思い捕捉しました。
「巧たちのお話から共通認識として、その神を祀る総代が天皇陛下であり、それら総てをまとめた形が「国体」なのです。」とありますが、
今上陛下、続く皇太子はいかがでしょうか?」
【動画】【ニコニコチャンネル 水間条項国益最前線】
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