横浜中華街で食事をするのは、本当に何年ぶりなんだろう?
新型コロナが流行って、宴会という習慣がなくなって、3年経ったから、ほぼ3年ぶりなのかもしれません。
この3年間に、生き残った店、入れ替わった店、閉鎖されたままの店が混在しているのには驚きました。
しかし、日が暮れても、観光客らしき人々が中華街大通りを闊歩している姿を目の当たりにして、コロナの影響が回復しているきざしが見えてきた気がします。
その間、ちりぢりになり、送別会も歓迎会もできていないことが鬱積してきたのか、急に召集がかかり、できるだけ距離をとった会食ができる横浜中華街にしようということで、食事をメインとした会合を開きました。
幹事が頼んだ「満喫コース 3,000円」のラインナップはこちら・・・
大皿盛りをUPするよりも、人数分で取り分けた1人分の方がわかりやすいので、その画像を並べます。
名物!炭火焼チャーシュー入り季節の前菜盛り合わせ
蟹肉入りふかひれのスープ
イカと季節野菜のうす塩炒め
エビのチリソース
特製四川マーボー豆腐
黒酢の酢豚
炭火焼チャーシュー炒飯
杏仁豆腐
同行した人は、口をそろえて「美味しい」を連発していました。
でも、メタ坊としては、中華街の店を日替わりでウロウロしていたときに比べて、驚く感じがしないことに違和感を覚えました。
3年ぶりの来訪だから「やっぱり、違うね、うまいねぇ~~~」と言葉が出てもおかしくないのに、出ません。
それはまるで、はじめてアルコールゼロのキリンフリーを飲んだ時に「アルコールが好きなのではなくて、ビールの味や飲みごたえが好きだったんだ」と気づいたときと同じ衝撃といえます。
この3年間、中華料理が食べたいというときには、バーミヤンや町中華のお店で食べていたのが原因かもしれません。
横浜中華街を堪能していたときには、どのお店に行っても、ほとんどみな同じぶっきらぼうな応対で、でも美味しければ「それは文化の違いだ!」と割り切っていました。
それが、サービス精神旺盛な「おもてなし」町中華で食べているうちに、美味しいと感じる尺度が変わっていることに気づかされました。
横浜に訪れる観光客のほとんどは「いちげん」さんで、新たなお客さんが現れては消える、の商売を続けてきました。
その結果が老舗・聘珍樓の閉店に帰結したのだと思います。
フェンスが物々しい雰囲気を醸し出しています。
「すしざんまい」も、閉店していました。
活気ある町というのは、変貌し続けますので、また何かの折にご報告したいと思います。
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