紅葉の圧巻は東北だ。10月中旬の微妙な時期を見計らって行ったときに、そう肝に銘じた。覆い尽くさんばかりに赤や黄色に彩られる。急激な寒暖の差が強烈に色づかせるという。関東では、日光、妙義、箱根、奥多摩あたりが名所となり、訪れる人と車でひしめきあう。そんな先入観念があったから、温暖な千葉・房総半島で紅葉の錦に出くわそうとは思わなかった。常宿の勝浦のホテルで一泊しての帰路、たまたま道を迂回させ、細い道路 . . . 本文を読む
高野山の宿坊に泊まって、朝のお勤めに参加したことがある。むやみやたらとサンバカサンバカという言葉が耳についた、日もまだ昇らぬ午前5時。3月のことだから異常に寒かったのを覚えている。電気カーペットが敷いてあったので、さすが客商売だなと思えたし、夕食に般若湯が付くのも当たり前なようで、旅行社の人に聞いたら、カラオケもできるし、コンパニオンも呼べるそうだ。さすがに精進料理は売り物だから結構きっちりできて . . . 本文を読む
ALWAYS続・三丁目の夕日が興行ランキングのトップにいる。鈴木オートの一人息子・一平が昭和32年生まれだから、ここに登場する子供たちは、ほぼ団塊の世代なのだ。団塊の世代をターゲットにすればヒットするというのは商品開発の常識だそうだが、この映画のヒットもあながち否定はできない。それにしても、1作目の大ヒットを受けて、2作目を撮るのはかなりハードルが高かったと思う。その分賛否もいろいろあったが、問題 . . . 本文を読む