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曙町辺りを歩いていたら、
「横浜カプリ娘」
という看板が目に飛び込んだ。その上が、
「マット DE いって ミルク」
そのまた上が、
「YOKOHAMA DANDY」
そして、このビルの名が「楽園ビル」というらしい。
ネーミングライツっていうのが、一時期流行って、効果のほどはいかがなものかと思っていたら、案の定、人気がないらしい。
とにかく、アメリカや先進国といわれている国で、注目されると、すぐに飛びついて真似するけれど、日本の風土に合わないもの、制度だけを見て、本質を見極めていないものは、すぐに廃れてしまう。
実際には、その制度を導入するために、莫大な労力と費用がかかっている。
導入した側は、さて始めてみると、日本では効果がないことに気づく、そして、別の利権と引き換えに大企業にすがりつき、なんとかその場をつくろって「大成功」と花火をブチあげる。
しかし、廃れる(正体が現れる)頃には、その導入を決定した人間はトンズラして、誰も責任を負いはしない。
風俗業界は、ある意味、しのぎを削っている。
いろいろと取り沙汰されているけれど、私のような、街角ウォッチャー、それこそ“散歩の閑人”にしてみれば、これほど興味を与えてくれる存在はない。
だれがネーミングを考えたのだろう?
これは表彰状ものだ!と思えるネーミングがあっても、なかなかデジカメできないのは、私の肝っ玉が小さいのか、残念でならない。
「ブラタモリ」がNHKで放映されている以上、この分野を取り上げることはない。
風俗は、人間の誕生とともに長い歴史を持ち、文化の最先端を担ってきた。
決して、アンダーグラウンドな世界に押し込め、見て見ぬ振りをするには惜しいテーマでもある。
ここには「正論」も「正義」も、実に違う角度で語られているからだ。
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