散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

三浦半島散歩・1DAYきっぷ

2010年05月02日 | ☆神奈川県(ハマ以外)
ゴールデンウィークに、遠出は禁物、マイカー運転で渋滞もご勘弁。
そのうえ、武相寅歳薬師巡りも、ひととおり終わってしまった。
鎌倉も混んでいるんだろうなぁ?と、考えていたら、
「京浜急行の三浦半島1DAYきっぷ」で、5年ぶりに横須賀を廻ってみることにした。
今度は、きっぷの名どおり、三浦半島1周にチャレンジ!・・・という意気込みだったんだけど。


横浜駅の券売機できっぷを買う。
3枚出てくるが、1枚は案内、1枚は横浜から最初の駅まで、もう1枚はフリー乗車と横浜までの復路分を兼ねている。
案内センターでパンフをもらう。
運よく快速特急に乗車できた。京急らしい車両編成だ。
後ろ4両に乗ればそのまま金沢文庫で切り離して、新逗子行きになるのだが、
前に乗ってしまったから、金沢文庫で各駅停車の浦賀行きに乗り換えて、逸見駅で降りた。
すると、金髪女性が通り過ぎた。
日本のヤンキー娘ではなく、本物の米国娘である。やはり、ここは基地の街なのだ。


バスの基点は、どうしてもJR横須賀駅。
横須賀駅の前に、ヴェルニー公園と、その記念館がある。
ヴェルニーは、幕末に海国・日本の海軍力・海運力向上のため、お雇い外国人となったフランス人。
横須賀に製鉄所(造船所)を建設し、日本の近代工業化の基礎をつくりあげた。


ヴェルニー公園からは、自衛隊の護衛艦や米軍の艦船を見ることができる。


せっかくだから、さいか屋でまんじゅうを買おうと立ち寄ってみると閉店していた。
ものごころつく頃からの定番商品がひとつ消えた。
よくよく見ると、さいか屋大通り店自体が5月11日閉館だというではないか!
まさかと思い、小倉アイスの君ヶ瀬に行ったら店はなく、店を閉めて2年経つという。
小泉が地元の強力な支援を受けて、改革・自由化、規制緩和を行った。
その結果が、自民党をぶっ壊すだけでなく、様々なものを廃止・廃業に追い込み、地元までぶっ壊した。
今さら、時計の針を元に戻すことも、止めることもできないし、戦犯を捜したってしようがない。
これだけは言いたい・・・「進次郎に気を付けろ!」


食事をしようと、老舗をさがして、ガッカリするのもよろしくないと、
アメリカンテイストなペッパーランチに入った。
カウンター席の前も隣りも、アメリカ人の家族連れが食事をしている。
やはり、ここは基地の街なのだ。


久しぶりのペッパーランチは美味かった。
観音崎行きのバスに乗り、終点で降りる。
いたるところ、車とバーベキューをする人たちで溢れていた。


遊歩道を進み、観音崎の由来となった洞穴の前を通る。
天平13(741)年春、ここに立ち寄った行基菩薩は、
この洞穴に棲む大蛇が漁民や運漕の人々を苦しめていることを知り、これを退治。
この沖で、日本武尊の妃・オトタチバナヒメが入水して海神の怒りを鎮めたことにちなみ、
十一面観音を刻して観音堂に祀り、海上安全、人命守護の霊地としたことによる。


ヒーヒーいいながら、山道を登り、観音埼灯台にたどり着く。


狭くて急な螺旋階段を登ると、360度のパノラマが眼下に広がる。
砲台跡を通り、自然博物館へと下りていく。


博物館隣のレストラン・マテリアで、ティータイム。


近くの「たたら浜」は、ゴジラが日本に初上陸したところ。
そのときの足跡が残っている。
腰越のバス停から浦賀駅行きに乗り「新町」で降り、渡船の桟橋へ。


いつ来ても心がなごむ3分間の舟旅。
大人1人150円。ペットや自転車は、プラス50円。
すぐ近くの、紺屋町バス停から京急久里浜駅行きのバスに乗り、終点で降りる。
久里浜駅から三浦海岸駅へと電車に乗る。
改札を出て、右手のロータリーに待っている三崎東岡行きのバスに乗る。
東岡から坂を下ると三崎港が見えてくる。


遠洋マグロ漁の基地として栄えた三崎港も、
従来の漁獲があがれば三崎に水揚げしてセリをするということがなくなった今、
魚市場の一部を産直センター「うらり」として、観光の拠点としている。
焼津と同様、ここでマグロを買うことが、三崎=マグロ=お土産という図式でなりたっている。


だからといって、何も食べずに帰る手はなく、
三崎館本館、立花、咲乃家・・・どこにしようか迷ったけど、
立花別館で、三色丼セット2730円(税込)を食べた。


さすがに日も暮れると渋滞もなくスムーズにバスは走り、帰宅の途についた。
結局、1周ではなく、半周になった。
2DAYきっぷは、そのためにあると合点がいった。

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2 コメント

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いい旅だ (酔華)
2010-05-03 18:44:58
夜の部はないのですか。
横須賀の酒場、レポートを待っています。
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元・地元民 (管理人)
2010-05-03 22:15:49
横須賀は土着の発想の残る、いわゆる地方です。
だから、地元を離れた元・地元民は余所者扱い。
なかなか横須賀の酒場で飲む機会はありませんが、今度、友人を誘ってハシゴしてみたいものです。
ただ、食堂や店と同様、若かりし頃通った飲み屋のほとんどがなくなっているのは残念です。
ところで、大資本だけが生き残る自由経済は、人々を自由にするんでしょうか?
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