散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

「グリル サクライ」メキシカンチリバーグ

2010年04月20日 | ☆グルめぐる横浜

念願のチリバーグを食べた。
もともと、尾上町交差点にあった大和銀行の裏路地に、小さな店を構えていた。
それこそ、今でいう「行列のできる店」で、常連の誰もが「これ以上混んでは適わないから、有名にするな!」と口伝で箝口令を敷いた。
そのため、ホームページ「ティファニーで昼食を」への掲載もあえてしていない。
にもかかわらず、口コミのチカラは押さえがたく、昼どきは真っ先に駆けつけるか、あらかじめテイクアウトを頼んでおくかしなければ、チリバーグを堪能することができないほどだった。
小柄なマスターが大きなフライパンの柄を両腕で抱え込みながら、大盛に入れたマカロニにたっぷりとケチャップを缶からすくいかけて、重そうに振り上げては味をからめていく動作に、調理人としての一徹さを感じて恐れ入ったものだ。
それを、家族のスタッフが連携して、次々とお客さんをさばいていく見事さが、また気持ちよく、常連の誰もが段取りよく注文して、一心不乱に食べ、最後にコップの水をひと息に飲んだら、外に並んでいるお客さんと交替するのがしきたりのようでもあった。
それが突然、店を閉めた。
理由は、事情通から聞いてはいたが、ここで書く必要はない。

「食べたいよね・・・チリバーグ」
食いしん坊仲間のうちで、合い言葉のようになった。
それが「いつの間にか、復活しているらしい?」と、口コミに流れた。
相変わらず小さな店構えで、店名も同じ、メニューにはチリバーグの表示がある。
しかし、店のオープンがままならず、臨時休業がボチボチで、仲間からは確たる情報が入ってこない。

そして、この日がやってきた。
急な雨の上に、時間もかなり遅かったので、1人潜り込むことができたのだ。
メニューも見ずにチリバーグを頼む。ライスは普通。それだけ。
テキパキと動く懐かしい姿にうれしくなった。
カウンターが5席。テーブルが6席。
店も真新しく、以前より広めで余裕の空間があり、席数を増やしていないのは、あのグリル サクライの伝統を引き継いでいるのだろう。
メキシカンチリバーグ900円・・・美味かった。
メニューを見ると、ヴィクトリアカツやチリカツ、チリチキンカツの定番メニューのラインナップも変わらない。
午後1時過ぎには、マツコデラックスではなく「ナポリタンデラックス」という、究極のシリーズメニューも燦然と光り輝いている。
今度はそれに挑戦するぞ!
(入口)

(店内)

goo地図

早乙女の斜め前にある。昼時だけのオープンなので要注意。


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