横浜・関内に勤務していた若かりし頃「ヤキソバを食べよう」と先輩に誘われると、
それは中華街ではなく、ましてペヤングでもありませんでした。
横浜文化体育館脇の中華料理店「翠園」のことです。
メニューにも、最初から、
五目ヤキソバ、海老ヤキソバ、肉ヤキソバ、牛肉ヤキソバ
と並んでいます。
たいがいは、肉ヤキソバを頼んだものですが、
十数年ぶりに訪れた今回は、五目ヤキソバ(見出し写真)を頼みました。
もやし、キャベツ、人参、ピーマンはもとより、
れんこん、アスパラ、セロリなど、
その日に仕入れた野菜を多彩に使っているところが翠園のこだわりで、
「五目」だけに、海老、豚肉、イカもしっかり盛り込まれています。
今日の昼は、大雨にもかかわらず、各テーブルにお客さんがくつろいでいます。
ほとんどが常連さんらしく、ヤキソバはもちろんですが、
メニューにないものを食べている人がいるので、
その昔、いろんな品があった頃からの人なんだな、と納得しました。
確か、翠園のヤキソバは、茹でたソバを乾燥させて、
油どおしするという手間のかかることをしていた気がします。
そのため、柔らかヤキソバながら、
パリパリとした食感と少し焦げ目のあるところが、美味しさをひきたてます。
この店には、長洲神奈川県知事と飛鳥田横浜市長の色紙が飾られています。
2人ともに、昭和を代表する人物らしく、達筆ですね。
宴会用の座敷には、長洲知事の大きな揮毫が数点あります。
(店内)
(店舗)
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