勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

ドラマ『木枯し紋次郎』

2011年06月11日 | 時事
現在CSの時代劇専門チャンネルで『木枯し紋次郎』が放映されている。昨日何気に見たのだけど、この中年の年になって改めて凄い時代劇ドラマであった事に驚かされた。『木枯し紋次郎』は1972年1月に放映が始まったのだが当時私は小学生ではっきりいってイマイチ面白くなかった。それまで見ていた『花山大吉』みたいな娯楽性の強いちょっと笑える時代劇が大好きだったが『木枯し紋次郎』ははっきりいって暗い。そして何といっても紋次郎の渡世人業というものが小学生の私にはよく解らない。なのでこの年に始まった『必殺仕掛人』がとんでもなく面白く夢中になってしまった事もあり『木枯し紋次郎』は私の中では完全に裏番組となってしまった。
ところが“おっさん”に進化を遂げた今、改めて『木枯し紋次郎』を見てみると…
「いい!」
思わず画面にくぎ付けになってしまった。
何がいいって…
ドラマは暗いがこのリアリティーが最高!そして『紋次郎』がかっこいい!
旅から旅の渡世人の『紋次郎』が悪党を切り捨てるチャンバラシーンなどは美しい侍のそれではなく、とにかく体ごと体当たりで相手を蹴るは殴るは、そして長いドスで切ったり刺したり。刃物どうしが触れ合う事も少なく、切った時のお決まりの「ブスッ!」と言う効果音もない。それだけに派手さはなくともリアリティーが迫ってくる感じは秀逸で、ある意味時代劇ファンの為の時代劇と言える。
毎晩眠くなる夜0時から放映だが続けて見る事にした

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