再稼働の有りかた。

先日の高浜原発の再稼働について福井地裁が出した仮処分がけっこうな話題となっていますね。
いろんなところで詳しく書かれていますが少し判り辛い点もあるので簡単に省略しつつ書き出してみました。


＜高浜原発仮処分決定！＞

・過去１０年間で全国４原発で５回の想定の地震動を超えた地震が起きているのに高浜は大丈夫の根拠に甘さ。

・もし、基準地震動を超える地震が起きれば、施設が破損し、炉心損傷に至る危険性。

・さらに、たとえ基準地震動を下回る地震でも、冷却機能喪失による炉心損傷に至る切迫した危険がある。

・結論として新規制基準は緩やかにすぎるため、適合しても原発の安全性は確保されない。


事故時の重要な対応場所になる免震重要棟の設置に猶予期間があり、「再稼働をしてからぼちぼち設置しますよ～」と言わんばかりの内容となっている点も批判している。要は、原発が動かない限り赤字から脱却できない関西電力の「再稼働有き」で組み立てたシナリオにノーを突きつけた格好ですね。

万が一の大きな事故が有れば８０キロ圏内に琵琶湖がすっぽり収まるので大阪府民の水道水がおびやかされることになります。京都だけでなく大阪を巻き込んだ仮処分決定を重くとらえ、本当に安全に徹した原発を作り上げてから堂々と物申してはいかがでしょうか・・・