どうして、わたしだけ?
どうして、かわいいって思ってもらえなかったんだろう?
どうして・・・・。
私は娘を神様から授かった時に、愛しくて愛しくて、なめてしまいたいくらいかわいくて
私の母は、どうしてそう思わなかったのだろうか?
そう思ったことがある。
父と、娘が遊んでいる姿をみて、「この人って、子どもが好きなんだな。」「子どもと遊ぶのうまいな」と思った。
でも私は遊んでもらった記憶よりも、怒鳴られたり、叩かれたり、いつもビクビクしていた記憶しかない。
けれど、
その両親に一度でいいから、ほめてもらいたいという想いもたくさんあって、本当にその一言を望んだけれど、
それは叶わない。
どうしてだろう。
何度も消えたいと思った。
死にたいも思った。
だれかが消しゴムで消してくれたら、どんなにいいだろうと・・・・。
ないものにしてくれたらどんなに楽だろう。
どんな仕事をしても、どんな活動をしても、ずっとずっと達成感がなくて、
そして、いろんな人とうまくいかない20代で。
悲しくて、嫌で
楽しいなんて思えなくて
何のために生きてるのかさえわからなくて
いっつも。いっつも迷って迷って。
泣いて泣いて
けど、表の私はいつも平気だよ~~~~って
自分の気持を隠して生きてきた。
親からの暴力の中にいつもいるということは、
人として、育つうえでとっても、ゆがんでしまうってことを知っててほしい。
自分の家が普通だってみんな思っているじゃないか。
暴力のない家庭があるなんて、知らなかったよ。
ほめてもらえる親がいるなんて、わからなかったよ。
けど、
私は私であることをずっと認めてもらいたくて、ずっと頑張っていたんだよ。
そんなこと、ママもパパも知らないんだよね。
子どもって、いつかは振り向いてくれるんじゃないかって、ずっとずっと待っている。
叶わないってわかっていても、いつかは…って待っている。
殺されてしまうのが楽なのか、生きて苦しんで大人になるのがいいのは、わからない。
でも、
この歌を世に出してほしい。
もっともっと、すさまじい毎日を送ってきた人、いっぱいいるよ。
生き残って、辛い思いしている人も、いっぱいいるよ。
でも、「私虐待受けてきました!」なんて気持ちをシェアできる人に出会えることって、すごく少ない。
だから、せめて歌の世界で、広がって、亡くなった子どものために歌ってくれる人が、増えてほしい。