イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

オットが

2009-12-03 18:25:13 | 思ったこと
全然元気になってくれない・・・
インターフェロン治療が終わって、先々週の金曜日は定期血液検査があって、先週金・土は(イタリアのおばちゃんのプロテクターブーツも外せたことだし)ずいぶん長いことお預けになってしまっていた恒例のトスカーナ温泉旅行も予約がしてあって、年末年始はふたたびジャッパンで年越しだし、これからは、楽しいことばっかり・・・と思ってたのに
血液検査の結果は、C型肝炎はインターフェロン注射を打たなくなって3週間しても陰性のままだからよかったよかったなんだけど、
クレアチニン値が、、、治療中よりも更にあがって、言われていた『人工透析』が具体化する数値にまで。。。
本人、まだまだからだのあっちこっちが痒くてそこら中引っ掻き傷だらけ夜は不眠症でほとんど寝れないだから血圧があがるのか、血圧があがるからクレアチニン値があがるのか、とにかくどっちも異常に高い
先週の月曜日、温泉旅行をひかえて、インフルエンザっぽい熱が出て、あやうく温泉旅行おながれになりそうだったけど、本人自身が行きたいもんだから、無理矢理回復して強行に行ったけど、、、
一番の楽しみにしていた、「スチームサウナ」が故障してて入れなかったし
敏感肌になってしまってるオットは長湯ができず、半分くらいしか楽しめないし
翌日の朝風呂も寝不足がたたってパスする羽目になっちゃうし
さんざん・・・
昨日の朝、腎臓の専門医の病棟で血液再検査に行き、『人工透析』について講習を受けてきた
一番ショックだったのは、『温泉に行けない』みたい。。。ということ
透析にも色々方法があるらしぃんだけど、オットみたいなしょっちゅう旅行に出かける(出かけたい)タイプの患者には腹膜透析っていうのがふさわしいらしんだけど、お腹にチューブを挿しっ放しになるわけだから、海水浴はもっての外、お風呂や温泉みたいなばい菌がいっぱいいそうなところには浸かっちゃぁいけないってことらしい
普通、透析を始めると、自動的に『腎臓移植』のウェイティングリストに載せられ、運がいいと数ヶ月で新しい腎臓がもらえるらしい
で、新しい腎臓がもらえたアカツキは、勿論透析の必要はなくなるし、厳しい食事制限もなくなるらしい
でも、これはあくまでも、医療に携わる(開発・研究が大きな目的)医師達の申し分であり、イタリアのおばちゃんとしては、“本来の自然のままの身体に触らないで済むものであればそれに越したことはない”と主張したい
いえば、すべての治療・手術は医者にとっては多くの中の1例にしか過ぎず、患者にとっては一回きりですべてだと思うから
実際、オットもホメオパシーにも通っていて、そこの先生も“(透析なし)で治癒できる”と信じているらしい
が、オット本人にしてみれば、所詮、みんな、他人事
誰も、確実な100%の保障をしてくれる人はいないのである
イタリアのおばちゃんにしたって、色々調べれば調べるほど、何が本当に正しくてオットによいかなんてわからなくなり、結局は何もしてあげられない始末
それでも、午後は気分を換えるために、、、ガブリエッラと「映画+マクロビオティック」ツアーにでかけた
ら、オットの携帯にお義姉さんから今度の土曜日、お食事にお誘いがかかった
実は、先月中頃すでに、オットはお義姉さんとの会話でクリスマスのランチを一緒にするとほとんど承諾して、“イタリアのおばちゃんは絶対行きたくない、あんた達(オットとムスコ)行きたいんであれば2人で行ってよね”と言い合いをしていた
こないだ、ロベルタとおしゃべりしてて、そのことが話題になって、
“あんたの気持ちはよーーーーーくわかるし、あんたの言い分は絶対間違ってないとも思うけど、世の中、特に結婚してると、納得がいかなくっても家族のために我慢しなきゃいけないことって時々あるんだよあんまり石頭に考えすぎず、オットのためぇぇと頑張ってみればぁいつかオットがあんたのために我慢しなきゃいけない時があるかもしれないし”って説教された
で、昨日、でもオットはこのロベルタとの会話を知らないわけだから、前回のクリスマスのこともはっきり決着がついてない上に、またまた、イタリアのおばちゃんの今度の土曜日の都合もお伺いもたてないままOKしちゃったオットに、とりあえずは大きく反逆にでたけど、少し考えて・・・
オットの性格上、些細なことでも心配事や悩み事があると血圧が上がってしまう、血圧が上がるとクレアチニン値もあがってしまう
実際、考えてみると、この3週間インターフェロンを打ってもないのに、血圧とクレアチニン値が上がったのは、大いにイタリアのおばちゃんの骨折事件で心労が重なったと予想される(ごめん
その上、イタリアのおばちゃんの石頭の主張を貫き通すことでオットの血圧とクレアチニン値が上がれば、殺人行為に繋がるのかもしれない・・・
“わかった、交換条件にしよう
“あんたが行きたいんなら、今度の土曜日の食事もクリスマスのランチも我慢して一緒について行ってあげる
“その代わり、あんたのその否定的なモノの見方・考え方《コップ半分のお水》を《半分空っぽ》から《半分いっぱい》に変えるよう努力して
オットは、この交換条件に勿論&即『ウン』と言ったが。。。
はてさて53歳にもなったおじさんがそんな簡単にモノの見方・考え方をかえられるものなのか
P.S.
明日金曜日、病院側が紹介してくれた精神科医との面談があるから一緒に行ってくれねぇぇぇ

変な手紙

2009-10-09 22:30:31 | 思ったこと
が届いた
消印はポーランドのワルシャワ、差出人はスペインのジョセフ・ヴァルガと名乗る法廷弁護士
内容は英語で、
自分の顧客にホニャニャラ・マリアという人がいてその人が七百五十万ユーロの遺産を残して亡くなった、銀行から連絡を受け故人の最親近者を探すように言われたが結果は遺憾、かくして故人と同じホニャニャラ姓を有するあなたを探し当てた次第、
自分は法廷弁護人である立場を使い、この相続を有効なものにするべく100%バックアップする依存、リスクは全くないので安心して故ホニャニャラ・マリアの最親近者ということで銀行に名乗り出て欲しい・・・と
尚、この相続が完成したアカツキの配当は、20%はチャリティー募金に、残りの80%を等分したのがそれぞれあなたと自分の分け前だ・・・と
これを読んだイタリアのおばちゃんのオットは、早速、欲しい物をリストアップし・・・
仕事、マジで辞めてもいい???
そん時は、銀行の人事部長のところにお礼参りに行く時は、一緒についてきてぇね
と、あれこれ夢見ていたが、、、一応、自分達のそれこそ本物の弁護士にファックスしてみようということになり、相談した、ら、案の定“こんなん、でたらめに決まってるやん”と笑い飛ばされ、オットの夢は闇の中に消え去った
それにしても、このヒト、どうやって、イタリアのおばちゃんの名前と住所調べたんだろう

日本と中国

2009-09-02 21:30:50 | 思ったこと
って、どう違うのって、マジで質問された
オットの姪っ子がやってるタバコ屋さんの隣にバールがあって、家族経営してるその娘の発言
娘は、今年20歳
イタリアのおばちゃんが20歳の時、“イタリアとスペインはどう違うんだろう”って、思ってただろうか
なるほど、ムスコが高校1年生で3科目追試になるのも、社会現象の一部である証拠なのかなぁ
そのムスコ、今日は追試の初日で数学の筆記の試験だった
OKだったらしい・・・

ファブリツィオの彼女

2009-08-28 03:47:11 | 思ったこと
のこと、ここに書こうか書こまいか、、、ずいぶん迷ったけど。

2人の出会いは、3年前の9月頃だったかな、、、
イタリアのおばちゃんのそのオットの結婚式には登場してないけど、10月17日に事故に遭って4ヶ月の入院生活から出所してきた時には、つきあってた。
ウクライナ人で歳は現在37歳(だったと思う)
当時、イタリアのテレビ俳優のローマのお家に住み込みで働いて、ファブリツィオとは知り合いの紹介だったらしい
我が家に週2回お掃除に来てくれてる子は彼女からの同郷のよしみでの紹介(最初は双子の妹の方を紹介されたんだけど、後にエルバ島にトラバーユすることになり現在は姉の方が来てくれてる)
初めて会った時から、嫌になれなれしい人・・・と思って好きじゃなかった
でも、オットの親友の彼女だからご対面する機会は度々あって、、、
会うたびにだんだんもっと好きじゃなくなった
いつ頃だったけなぁぁぁ 去年の春だったかなぁぁ そのテレビ俳優の現在の愛人のもと彼氏であり、俳優のお抱え運転手だという男といざこざがあったとかなんとかで、本人曰く“セクハラを受けた”と言ってるが??? クビになり、自動的にファブリツィオの家に転がり込むことになった
彼女には、今年14歳になる男の子がいて、ずっとウクライナの両親が育てていた
去年・一昨年と、夏休みは1ヶ月以上その子をイタリアに呼び寄せていた
ウクライナには、自分の家も建てたらしい
そして、今年も恒例で呼び寄せするのか、、、と思いきや、事情はてんで違うことに発展していた
なんと、今回は夏休みが終わってもウクライナの祖父母のもとには帰らず、そのままローマで学校に行く手配になってるらしい。。。
ファブリツィオには離婚が成立した元妻との間に我が家のムスコと同い年の子供がおり、ファブリツィオが住んでる家には勿論そのアレッサンドロ用の子供部屋があるが、今回この事情によって、ベッドを2段ベッドに買い替え、洋服箪笥も子供っちぃそのタンスから2人分の衣類が入れられるような大きいものに買い替えるはめになったらしい
先日、実は、そのウクライナ軍団を含むファブリツィオ家族ともうひとりの親友のジョルジョ家族と我が家で、アリッチャにフラスケッタしに行った
集合が我が家になってたので、ファブリツィオ家族は少し早めに来て、待機してた
その時、皆が談話している居間にはいって一瞬とまどった
ファブリツィオの隣には、そのウクライナ子供がぴったり寄り添って座っており、しかもファブリツィオはその子に肩を組んでいる
実の子、アレッサンドロの前で、、、
そして、オットとジョルジョは意を決し、昨日、ファブリツィオを恒例お食事会と称して呼び出し、そのことについて説教することにした
誰とつきあってどうしようと、それは、それっぞれの勝手だから、いい歳してそんなことをどうこういう気はないが、“お前の息子はアレッサンドロで、ウクライナ人はあくまでもお前の今の彼女の息子にしかすぎないことを忘れるな”と、したためる為に。

意地悪すぎるかもしれないが、イタリアのおばちゃんは、彼女の行動の90%は、計画的犯行とふんでいる
彼女は確かに賢いから
案の定、今朝、オットの携帯に彼女から電話があって、
“昨日、ファブリツィオに何言ったの?”
“あの人は、2人から息子の対応についてアドバイスを受けた・・・って”
“あなたに電話したことはファブリツィオには内緒にしてね”
と、申したらしい
自分が何者だと思ってんだか
ロクに仕事もないくせに、住むとこに困らず、奥様扱いしてもらって、その上血も繋がらない赤の他人のむすこを貧しい自国から呼び寄せてもらって感謝のカの気配もないなんて

おみやげ

2009-08-05 18:55:32 | 思ったこと
渡しに。。。
昨日、姪っ子と甥っ子に会いに行くことになっていた

が、なんとなく変な感じ
ごはん食べに行くんだったら、『どこドコに・・・』『何時に・・・』とか一応お伺いとかがあるはず
なのに、オットは予定について一切語らない

あっ 義姉も一緒なんだ

“ねぇ、夕飯はどうなるの
“わかんねぇ”
“甥姪達と一緒に食べに行くことになるの
“多分”
“え 他に誰がくるの
“知らん、義兄さんが来るかも、、、”
“ほんじゃ、お義姉さんだってくるでしょ。。。”
“わからん、知らん”
“知らんはずがないじゃん、アンタ、また私のこと陥れようとしてるでしょ”“知ってるくせに嘘つくと、あとでひどいからね
“じゃ、姉貴来るよ、だったらどうなんだ
“行かない


オットは、その後、午後中ほとんど口聞いてくれず、
不機嫌にでかけ、言葉少なに帰ってきた
今朝も。

むくれるべきなのは、こっちのほうなのに

イタリア行きたいけど透析が・・・

と、お悩みの方!
イタリア専門ツアーオペレーターまで是非ご相談下さい。