イタリアのおばちゃんとオット´s 日記

イタリアのおばちゃんが語る、ローマでの平々凡々な人生&オットの腎移植体験記と透析生活回想録

腎臓移植 その2

2012-06-26 23:37:30 | オットの腎臓移植のこと
イタリアの腎臓移植登録のシステムは、患者が居住する都市ともうひとつ他に選んで2つの都市に登録することができる。
オットは、自分が住んでる都市=ローマでの登録は手続きが済んでもう1年以上になり、もうひとつの登録都市として最初フィレンツェを選んいたが、なかなか埒が明かなかったので、途中でピサに変更し、今まさにその手続きも大詰めになったところだった。
連絡は、一昨日(日曜日)の晩、イタリア対イングランド(・・・だっけ)のサッカーの試合をアンドレア宅に観に行ってる最中に入った。
1回目は、『食事は済んだか?』『今日は何を食べたか?』『最近の数値はどんなか?』『次の透析日はいつか?』・・・と色々質問攻めにあい、そんな電話生まれて初めてだったオットでも、ピンとくる電話だったらしい。
でも、その電話では『とりあえず、明日は通常通り透析に行きなさい』で終えたらしく、オットはもしかしたら?の可能性に興奮して何が何だかわからなくなり、しばらくお友達のお家のトイレに閉じこもり、トイレからイタリアのおばちゃんとシャント作りの師匠のトニー先生とベテランお抱え看護師連のジッジにしたらしい。
サッカーは、結局延長戦になり、いつもより更に遅くなってしまった試合が終わってさぁ帰ろう・・・としたところに、2回目の電話が入り、『予定変更だ』と言われ、一瞬『ボツ』になったとがっくりしたオット。でも、そのあと言われたのは『透析には行かず、この後は絶食し、明朝直接移植病棟に6時に来なさい』だった。
オットは、いうまでもなく、足が地に着かない様子で帰宅して来た。
さぁ、、、大変
実は、翌日月曜日午後4時、貸家用に購入することにしたセカンドハウスの本契約日で、翌々日火曜日、色々親の所用をやっつける為に日本ひとり帰国の出発日で、飛行機のチケットも勿論もう購入済み・お土産用のGentiliniビスケットも4缶ほど購入済み・スーツケースも準備万端だった。
急いで、入院用の荷物を造り、家の契約用の書類やら小切手の為の銀行の準備やらをバックに詰め込み、4時半に目覚ましをかけ就寝
プラス、実は、前の日土曜日はイタリアのおばちゃんとオットの結婚記念日だったので、オットの念願を叶えるべく金曜日の透析後2泊3日でイスキア旅行に行って帰って来たその日だった 身体は暑さと土曜日の温泉と旅で疲れてるは、サッカーの試合が長引いていつもの就寝時間はもうとっくに過ぎてるは、でも、頭の中には『移植』がぐるぐる・・・ぐるぐる・・・
4時間後、当然のごとく、目覚ましがなる前から目が覚めたけど、絶食だから朝食とる時間も必要ないし、で、無理矢理二度寝して、でも道はガラ空き、結局5時半には病院に着いてしまった

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