昨年末にMicrosoftがWindows XP向けのメイリオフォントを正式リリースしたので、今頃になってやっと手元のWindows XPマシンにインストールしてみました(わは)。
先ずはメイリオのフォントダウンロード!といきたいところですが、メイリオのフォント単体がリリースされている訳ではありません。実は、後述するVisual Studio 2008 Express Editionsのあるエディションと一緒にメイリオもインストールされるのです。
ということで、メイリオ(Meiryo)のインストール手順は以下の通りです。
- インストールするエディションの選択
Visual Studio 2008 Express Editionsに含まれる4種類のエディション全てインストールする必要はないので、先ずはその中のどのエディションをインストールするか決めましょう。
お勧めは、一緒にメイリオがインストールされることが確認済みのVisual C++ 2008 Express EditionまたはVisual C# 2008 Express Editionです。
というのも、インストールするのはどのエディションでも良い訳ではなく、ITpro編集部が試したところVisual Basic 2008 Express Editionでは,インストールされなかった。
ということだし、残されたVisual Web Developer 2008 Express Editionでは確認していないようなのです。
# 当方はVisual C++ 2008 Express Editionで成功しました
- Visual Studio 2008 Express Editionsの入手
次に、Visual Studio 2008 Express Editions(または選択したエディション)を入手します。
マイクロソフトの「Visual Studio 2008 Express Edition の DVD イメージからのインストール」のページからVisual Studio 2008 Express Edition Combo DVDイメージ(.isoファイル)をダウンロードするか、「Visual Studio 2008 Express Editions」のページからVisual C++ 2008 Express EditionまたはVisual C# 2008 Express Editionのオンラインセットアップ(Webインストール)プログラムをダウンロードしてください。
- インストールDVDの作成
Visual Studio 2008 Express Edition Combo DVDイメージをダウンロードされた方は、DVDイメージ(.isoファイル)からインストールに使うDVD-RやDVD-RWを作成してください。
# インストールDVDを作成できる場合は、こちらの方法をお勧めします
- セットアップの実行
作成したインストールDVDの中からVisual C++ 2008 Express EditionまたはVisual C# 2008 Express Editionを選択してセットアップするか、ダウンロードしたオンラインセットアップを実行します。
インストールオプション インストールオプション
各エディション(この例ではVisual C++ 2008 Express Edition)のインストールの際に、インストールオプション(必要なコンポーネントの選択)画面が表示されます。
本当に開発環境が欲しいなら全てチェック(選択)する必要があるかも知れませんが、メイリオが欲しいだけならチェックを全て外した方が良いでしょう。
なおオンラインセットアップの場合は、インストール中に必要なファイルをダウンロードしますので、ダウンロード中は食事でもして暇をつぶしてください。
インストール進行状況 インストールの進行
各エディション(この例ではVisual C++ 2008 Express Edition)のインストール進行状況画面が表示されると思いますので、暫く待ってください。
なお、Visual C++ 2008 Express Editionをインストールする場合は、画面例にある以下の4項目(4コンポーネント)が含まれていれば十分です。
- Microsoft Windows SDK for Visual Studio 2008 ヘッダーおよびライブラリ
- Microsoft Windows SDK for Visual Studio 2008 Express .NET Framework ツール
- Microsoft Windows SDK for Visual Studio 2008 Express Win32 ツール
- Visual C++ 2008 Express Edition
また、Visual Studio 2008の必須コンポーネントである「Microsoft .NET Framework 3.5」と「Microsoft .NET Framework 3.5LP - 日本語」が一緒に表示される方も多いかも知れません。
セットアップ完了 セットアップ完了
各エディション(この例ではVisual C++ 2008 Express Edition)のインストールが完了したら、[終了(X)]ボタンを押してセットアッププログラムを終了して、必要に応じてWindows XPを再起動してください。
%SystemRoot%\Fonts フォントの確認
メイリオが正常にインストールされたか確認するために、コントロールパネルにあるフォントフォルダを開いてください。
なお、コントロールパネルがクラッシック表示でないとフォントフォルダを探すのが大変かも知れません。その場合は、[スタート]-[ファイル名を指定して実行(R)...]で、[名前(O)]欄に「%SystemRoot%\Fonts」と入力して[OK]ボタンを押すことで、フォントフォルダが開きます。
インストールに成功していれば、「メイリオ & メイリオ イタリック」と「メイリオ ボールド & メイリオ ボールド イタリック」という2種類のフォントが追加されています。
ということで、これでメイリオ(Meiryo)のインストールが完了です。あとはメイリオの本領を発揮させるために、[画面のプロパティ]-[デザイン]-[効果(E)...]で「効果」のダイアログを開き、フォントを滑らかにする方法に「ClearType」を指定してください。
なお、ClearTypeの指定画面やシステムフォントを全て変えちゃう(をぃ)方法は、『オープンメモ帳』の「Windows XP で メイリオを使う」という記事にある「【3】ClearTypeへ切り替え」や「【7】システムのフォントを全て変える」辺りを参考にするといいかも知れません。
# 私は【7】には手を出していませんが(わは)
また、「ハードディスク容量がちょっと厳しいんだよな」という方は、インストールしたコンポーネン(と不要なら.NET Framework)を全てアンインストールしてみてください。実は、Visual Studio 2008 Express Editionをアンインストールしてもメイリオは残るので、350MBくらいはディスク容量が回復?します(わは)。
Visual Studio 2008 Express Editions - Microsoft
Visual Studio 2008 Express Edition の DVD イメージからのインストール - Microsoft
MSのクリスマス・プレゼント?,XPでも「メイリオ」が正式に利用可能に - ITpro 2007年12年25日
Windows XP で メイリオを使う - オープンメモ帳 2007年02月21日17:23
Windows XPでメイリオ(公式版) (冒頭) 2008年02月11日22:36
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f7d758d2-46ff-4c55-92f2-69ae834ac928&DisplayLang=ja
上記頁でVistaFont_JPN.EXEをダウンロードして、Windows XPなマシンで実行すれば、メイリオがインストールされる。
メイリオのためだけ?にVisual C++ 2008 Express Editionを入れた奴の立場は……
日本語にイタリックなどないよ。