見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

2011年度 成人を祝う会

2012年02月05日 | 日々つれづれ


先週は名古屋でも大雪で公共交通機関のダイヤが乱れたりと通学に影響が
ありました。また、通学時間帯に大雪警報がでたことにより、通学途中でも
連絡がついた生徒には帰宅してもらうという対処をしました。
 学園は遠方から通ってきている生徒も多くいるため、安全を確保し、確実に
交通機関が動いているうちに帰宅してもらうことを第一に考えました。
午後からは天気がよくなり、大きな被害が出なくてよかったです。

 そんな大雪の前日の2月1日、学園では成人を祝う会を行いました。
今年の新成人は2人。会は専攻科1年生のプロデュースで行いました。


 スーツを「ビシッ」っと着こなした2人。午前中は学園内や近所で
ポーズを決めて写真撮影。

 午後からは全校でお祝いをしました。
 

 成人・大人とはこの世に生を受けて20年たてば、誰でも平等に大人になる。
今までの20年を一つの節目として次のステップに向かって、大人としての歩みを
自信を持っていってほしいと成人の先輩である教員からメッセージがありました。
 
 ちょうどこの日は福岡から専攻科の学びについて学園に研修に見えている
方がいたので、急きょ、来賓挨拶をいただきました。

 その後はお楽しみ企画で景品付きじゃんけん大会。


 景品はインフルエンザ対策でマスクとのど飴でした。


 お楽しみ企画のもう一つは専攻科で行った「大人講座」より「大人になるということ」の創作詩の朗読(赤字がお題で、専攻科生それぞれの思い)

大人になるということ
じぶんがかわること、じぶんがおさけがのめること
自立すること(親離れ、きんせんてきに)
自分自身にせきにんをもつこと(自分がしっぱいしてもうけとめる、自分がいってしまったことはなしにしない)
いんしゅができる、
好きな人とけっこんできる
働いてお金をかせぐこと、
飲酒ができること
自分のことは自分で考える、
自分の問題は自分で解決する
成人式をすること、
仕事をすること
成人を迎えるということ、
誰も待ってはくれないということ
20さいになること、
まわりのあつかいがかわること
自分の考えをしっかり持つこと、
自分の責任で他人に迷惑をかけずに歩むこと

素敵な大人
おややこどもをしんぱいする人
人のことをおもいやれる人、
心のつよい人(しっぱいしてそこをしてきされてもへこまない、すぐにめげない)
あいての気持ちがかんがえられる、
やさしく、時にはきびしく
自分の夢にむかって自由にとびまわる
楽しい家族を持つ
人の助けになれる人、
目立たなくても、人の役に立っている人
働いている人、
車を運転している人
先頭に立ち、みんなを牽引できるリーダー、
逆境も苦にしない屈強さをもっている
ポジティブで明るい人、
元気で生き生きとしている人
いつもいろいろなことにアンテナを張り巡らして、挑戦している人
人にやさしく、笑顔のたえない人


私は
かぞくをたいせつにしたい
すぐにめげたりしないこころのつよい
大切な場面ではっきり自分の意見が言える
人生の最後までがんばる
見えない所でも人の役に立てる
仕事をして働いている
あなたが居てよかったと言われるような
大人になっても少年の心を忘れない
家族と自分の生き方を大切にする
                     大人になりたい

その後、一緒に専攻科で学んできた1年生が、先輩たちの様子を振り返りながら、
自分も先輩たちのように好きなことをみつけ、努力をする人になりたいと
伝えました。

最後に記念品贈呈。
今回はネクタイをプレゼントしました。専攻科1年生たちが用意したのですが、
まず、どこでネクタイを購入するのか、どうやって選べばいいのかなど、?マークが
いっぱいでしたが、当たって砕けろとばかりに名古屋駅にクラスで出かけ、お店の人に
アドバイスをもらいながら選びました。
M先輩には春をイメージしたもの、この色はT先輩、似合うよねというような感じで
お店の人がピックアップしてくれたものの中から選びました。
気に入り、これから使ってもらえたらうれしいです。

夜は場所を変えて「第2部大人の宴会」
少しおしゃれをした専攻科全員で名古屋駅にあるおしゃれな居酒屋さんへ。
照明が落とされた大人の雰囲気のお店。



おしゃれに盛り付けられた和食



 間接照明で素敵な雰囲気の中、最近専攻科で流行っている宴会ゲームを
専攻科2年生進行で行いました。×ゲーム(まっず~~い飲み物)まで用意してあり、
さすが専攻科。もちろん盛り上がりました。

これから新成人2人を含む専攻科2年生は進路にむけての取り組みが
本格的に始まります。
大人になる(なった)ことに自信と責任を持ち、自分の歩み道を切り拓いて
いってほしいです。