見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

これも自己決定力???

2010年06月07日 | 日々つれづれ
2010年度オープンスクールのご案内

 畑のイチゴも残り少なくなってきました。
天候の都合などでなかなか収穫にいけないのですが、ビニール袋3袋の
ストックができ、ジャムの材料には十分です。

 さて、先日は「自然と社会」の授業の一環で本科一年生と中等部で
畑に行きました。
 もちろんその前に

 いちごのブツブツの部分が実であること
 実だと思っている部分は「花託」が大きくなったもの
 農学的にいえば種をまいてから一年以内に収穫できるものは"野菜"に
 分類されるのでいちごも"野菜"である
                     ということを学習してから。

 それぞれがボウルを持っていざ畑へ。
赤いいちごがたくさんありますが、前回の収穫日から日にちが経っているので
食べ頃いちごを探すのは一苦労。

 「赤くて食べたらおいしそうだと思ういちごを選んでね」と指示し、
いざ畑の中へ。

 一分もしないうちから

 「せんせ~~い、このいちご大丈夫かな?」
 「ねぇ~、これは???」

 次から次へと尋ねられ、大忙し。

 「そのいちご、食べたいと思う?甘そう??」と聞くと
 「わからない!!」

 今までいちごの収穫の経験がないので一年生たちはどのいちごを
とっていいのかわからず、自分では決められないのです。

 毎年収穫をしている本科3年生くらいなると

 「いちごの収穫に行くよ~」と一声かけると
それぞれ容器を持ち、畑につくとさっさと収穫開始。

 「これ、めっちゃ甘そうだよ」
 「ねぇねぇ、これ大きいよ」
 「こっちの方が大きいよ!」

とどんどん収穫し、その量も膨大。帰ってから洗う作業が
一苦労になってしまうほどです。

 一年生たちも経験を積めば、おいしいいちごを自信をもって
収穫できるようになるのでしょうか?いやいやその他にも
自分のやりたいことが「やりたい!」と言えるようになってほしいです。

 数年後が楽しみにです。







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