見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

docomo ケータイ安心・安全教室開催

2009年07月09日 | 日々つれづれ
 見晴台学園の生徒たちは遠方から公共交通機関を使って通学をしてきています。
(遠いところでは同じ愛知県でも豊橋や蒲郡、岐阜県や三重県など) 
 学園に入学前は一人で公共交通機関を使いこなすことはできず、何度も練習を
して現在にいたっています。もちろん通学中にトラブルが起こることも少なくあり
ません。そんな時に大活躍なのがケータイ電話。だからほとんどの生徒が持ってい
ます。

 でも、そのケータイ電話は時にトラブルのもとになっています。
授業中でも手放せない、行事の時に持って行っていいのか悪いの、メールが原因で
けんかになる、ちょっと知り合った人にすぐにアドレスを教えてしまう…など。

 みんな持っているケータイ電話、でももしかしたら誰もその安心で安全な使い方
は教えてもらっていないかも。それぞれ自分の勝手なルールで使っているからこそ
トラブルが発生するのではないかな?と思いました。

 そんな時にdocomoが行っている「安心・安全ケータイ教室」という企画を見つけ
ました。早速連絡をとってみると快く引き受けていただき、何度かの打ち合わせの
中で今の生徒たちの実情も伝えました。

 当日はケータイ安心・安全教室インストラクターさんが二人来てくださり、映像
やクイズなどを使ってとてもわかりやすく説明をしてくださいました。迷惑メール
にも出会い系や架空請求、販売系メール、ワンクリック詐欺などいくつかの種類が
あり、いろんなところに罠があること。掲示板やプロフへは①個人情報、②悪口、
③犯行予告は絶対に書き込んではいけないこと、また、ネット上で知り合った人と
いうのは架空の人物であることが多く、実際に会ってトラブルになることも少なく
ないので絶対に会わないことなどアドバイスをもらいました。また、『盗電』や
『デジタル万引き』などについても教えてもらいました。一番驚いたのは最近はや
りのダウンロード。一曲フルダウンするとなんと9000円もかかるとのこと。それを
知らずに、便利といって何曲もダウンロードしていたら…。恐ろしいです。

 「ケータイ電話は道具。道具に振り回されるのではなく、上手に道具を使いこな
すことが大切。そのためには『自分の身は自分で守る』、『周囲に迷惑をかけな
い』、『困ったらすぐに相談』」それが今回の教室のポイントでした。

 今ではなくてはならない道具のケータイ電話。これからも自分の生活を楽しく便
利にするためにケータイ電話とは仲良くしていきたいと思っています。でも、その
ためには時々周りの状況を確認したり、周りの人のアドバイスを聞いたりすること
が大切だと実感しました。








~*~生徒たちの感想より~*~

・僕は、毎日少ししか使っていないけれど、迷惑メールにはたくさんの種類がある
 のが知らなかった。被害にあわないようにどうすればいいのか、いろいろと勉強
 になりました。

・プロフで個人情報をのせてはいけないのをわかったので、ネットの友だちに教え
 たいです。

・個人情報の大切さや電話のマナー、迷惑メールの対処の仕方もよくわかりまし
 た。自分も人の多い電車の中でメールをよくやるので、満員電車の時は電源を切
 るようにします。


・迷惑メールは無視してもいいことがわかりました。

・ぼくは携帯電話をもってから少ししかたっていないので、教室で聞いたことに
 気をつけながら上手に使っていこうと思いました。

・携帯電話を持ち始めて三か月余りになりますが、マナーのことはかなり気をつ
 けるようにしています。しかし、そんな私でもまだなっていない点が多くあり
 ました。例えば自転車に乗りながらや歩いている最中の操作です。この二つは
 実際やっているという心当たりがあったからです。よく見かける電車内の通話
 や歩きながらのメールも当り前なことと思っていましたが自分もやらない様に
 しようと思いました。
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