三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

御車返し、九重桜

2018-06-20 | 1枚の写真

古い写真から・・・

京都、京北町へ・・・

嵯峨を越え・・・神護寺、高山寺、北山集落を抜け・・

周山街道の山道をひたすら走ってようやく到着する。丹波に近く、桜の取材先である。

常照皇寺には「九重桜」「御車返し」とういう2本の名木がある。



「御車返し」(みくるまがえし)は・・

取材の前年に台風で右の枝が破損してしまい・・

この桜を描くことは断念した。

そして九重桜をひたすら写生した。



いずれも、4月初め・・

まだ枝だけの頃で、咲く前の枝の写生は欠かせない。

咲いた頃、再び訪ねて数日取材するのである。

(古い写真の中から)

1枚の写真

2016-03-13 | 1枚の写真





かつて住んでいた二階家の六畳の・・・

アトリエから見える風景で・・・

錆びた物干しの向かいにいつもこの建物が見えた。


真夏には秋の展覧会に向けて・・

150号の大作を描いていた・・・

絵を動かすたびに気を付けていても・・・

天井の蛍光灯をよく壊した。

夏の暑いさなか制作にくたびれて・・

大作の上に仰向けになってよく昼寝した。

窓からはいつも殺風景なこの景色。

随分むかし・・30代前半まで住んでいた。

1枚の写真 須賀川

2015-12-24 | 1枚の写真
1989 須賀川牡丹園の取材中。

友人の画家が撮影した1枚。

26年も前なので我ながら若い。




毎年、5月連休明けとなると三々五々・・

日本画家たちが何処からともなく現れる。

取材中、良く出会った画家には・・

中島千波、松尾敏男、那波多目功一、松本 勝、斎藤満栄、霜鳥 忍、杉本 洋、品川成明、下村 貢ほか大勢の画家たちに出会い・・

会えばそこで挨拶になり、おしゃべりをし、昼食を一緒にした。

行けば2,3日泊まって取材するのでその日の取材を終えて画家たちと酒を酌み交わすのが楽しみであった。

どういう訳か、取材中に創画会の人には一度として出会わなかったのが不思議でならない。