三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

絵具の流し

2017-09-30 | Diary


銀狐ステンを塗った画面はツルツルなので・・

流す絵具は荒め。

これから何種類かの岩絵の具を流す・・。

亀裂・・

2017-09-26 | Diary


廃棄しなければならない作品をパネルから剥がす・・。

現在は糊づけせずガンタッカーで止めてあるので・・

写真のようにマイナスドライバーで針を起こしてペンチを使い剥がしてみる。



厚塗りの本紙を強く手で揉んでくしゃくしゃにしてから広げると・・

絵具の部分だけが亀裂しているが紙の表面には皺が出来ているだけで特に問題は起きていない。



裏面にも紙の裂け、破れなど全くダメージは起きていない。

深い皺も水分を与えればしっかり元通りに回復する。

膠を使っていたころ、こういう状態に亀裂した場合本紙までダメージが起きる。

深い皺が場合によっては回復せず、裂けてしまう時がある。


メデイウムとしてアートレジンを使用してから絵具の亀裂はほとんど起きない。

今回のように人為的に亀裂を起こしても本紙まで裂けたりすることはまずない。


使用画材

 ドーサ引き純楮紙、アートレジン、水干絵具、岩絵具類

新制作・京橋

2017-09-22 | Diary
昨日夕方、戸塚行き。

画家たちと交流会に続く二次会で珍しくお酒が入ってよく喋ったので少々疲れ・・

今日は朝から乃木坂、新制作展。



佐藤忠良の長年のモデルであり彫刻家であるSさんや何人かの旧知の洋画家からDM。



DMをもらっていないが、知り合いも彫刻、平面にいるので、ちゃんと作品を見る・・。

表参道に戻って銀座線・京橋に向い小さな画廊へ。

以前、ムサビで教えていた旧知の洋画家の水彩展へ。

いつも日本橋や銀座のほか地方の三越で開催していたが今回は京橋。

一渡り拝見して辞去。


帰宅すると新制作会員のMさんから案内がきていた。



彼女の作品はいつも階上にあったが今回は第1室にあった。

「1枚の写真」ただし2枚

2017-09-15 | Diary


松の根本で写生しているのは私で・・

左側には奈良法起寺の裏門がある。

次の写真とは時期は全く同じ12月末だが取材目的が違うのでたぶん年が違う。




当麻に近い石光寺での寒牡丹取材。

目の前の二上山から吹き降ろす風は寒く、時にはみぞれまじりで境内は底冷えする。

何日間か宿舎から通って写生した。

晴れていれば寒牡丹を取材し、雨が降ればお寺廻りであった。






神代

2017-09-14 | Diary
昨日、調布の神代植物園。



取材予定の花はまだ見られず・・日向を避け雑木林で少し暑さを忘れる・・。



午前中で切り上げアトリエで制作の続き・・。

この日は鶏冠朱と胡粉ばかりの仕事。

ただ、ひたすらに塗りあげる。

他の作品は横目で見て手が出せなければそのままにしておき・・

従ってなかなか出来上がらない。

秋祭り

2017-09-09 | Diary


渋谷文化村ギャラリーで版画の為金義勝展のあと・・

乃木坂で二科を見て・・

もう1件は歌舞伎座のそばの画廊だが今日はパスして帰還。

吉祥寺駅に降り立つと秋祭りの真っ最中でいくつもの町内から

御神輿やら木やり、手古舞、山車の行列・・。

帰宅後、制作続行。


※昨日の[画面に紙を貼る]・・補足

紙を接着するのは糊でなくレジンドーサ。

レジンドーサは紙の接着と同時に紙のドーサ引きも兼ねることになる。

画面に薄紙を乗せ紙の上からレジンドーサを刷毛塗。

どの紙を使用するかは自分の好みで・・。

(膠を使用して制作している場合は膠とミョウバンで作ったドーサ液を使用する)




典具帖紙と薄美濃紙

2017-09-08 | Diary
強めのマチエールでの画面にうっすらと1枚紙を貼りこむ。

貼り終えたら改めて薄目の彩色で制作する。



典具帖紙と強めマチエールの画面



典具帖紙を置いて薄さを検討。



薄美濃紙と比べてみる。

どちらかを決めて・・貼りこみ。



柔らかめの、なで刷毛を使って画面の凹凸にしっかり打ち刷毛する。

乾燥後、制作再開。

展覧会2件

2017-09-07 | Diary


今日は数件、展覧会を回る予定であったが、少々くたびれたので院展と主体美術の2件だけ廻り・・

院展会場では知人に出会い少々立ち話。

渋谷のウエマツへ寄る。

写真は主体美術の会場。

林美枝子展

2017-09-05 | Diary


昨日、読売の講座の前に横浜高島屋で院展の林美枝子さんの個展へ・・

イギリス風景の個展はこれが最後という一言がDMに書き添えてあった。

会場で林さんと久しぶりに立ち話。

イギリス風景だけでなくほかのテーマでの個展も考えていて・・

やりたい仕事がいっぱい。


さて何年仕事ができるだろう・・という話が・・

20年は頑張れる!と言ったら無理よ。と・・。

いや15年?いや10年?かな・・

仕事ができる時間が互いにどんどん減っていく。

二人で苦い笑い・・・。

時間が迫って・・会場をあとにした・・。

5日最終日。

DM

2017-09-01 | Diary


9月・・DM。

京都と大阪へは作品送付を終わり・・

制作は8号、10号と並行してほかの作品も進行中・・

来週にでも頭の切り替えにアトリエを出て展覧会まわり。