三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

ただ今・・

2018-03-27 | Diary
桜が満開になると



日中の井の頭公園は花見客で混雑するので極力、避け・・

近所の桜を散歩がてら見ることにして・・



写生もしなければと思うのだが・・







「すぎな」や「つくし」も出て外にいるのが一番幸せな時で・・

庭にも小さなクロッカスが咲いたけれど・・

今はほんの少しの間、写生を休まなければならない。

春は写生時・・・。

埼玉伝統工芸館

2018-03-20 | Diary
月1回の診察を終え・・

関越で嵐山・小川インターから埼玉伝統工芸館へ。





院展の田中明徳展。

彼は病気を患ってからも制作を続けている。

大学に入ってから50年の自選展。







ゆっくり見た。

その頃、意欲的な熱い思いをしきりに語っていたことを思い出す。

帰り際、院展の松本勝先生とバッタリ。



それから先生が会場を見て回る間しばらく工藝館の担当者と待っていた。


「懐かしい絵があるな~」と先生がイスに座ってから・・・

いくつもの話題に枝分かれして・・

長々と二人で話し込んでしまった。

・・・・・・・・・・・・

久しぶりに見る元気な明徳さんの個展だった。


遅々とした制作

2018-03-18 | Diary


8割方終わっていた作品・・・

深みがとても足りない。

・・・・・・・

それぞれの部分の彩色の下塗りから・・

制作を戻し、上から画面全体に繰り返し絵具も掛け・・

薄塗に徹する。

・・・・・・・・・・・・・・・・

この1点・・・なかなか終わらせてくれない。


春の散歩

2018-03-15 | Diary
家内と久しぶりに神代へ・・

本日は写生なし。

花を見て回るだけ・・。

ミツマタ


ギブシ


大寒桜


花桃


白モクレン


家内にあわせゆっくりと歩く・・。

白サイ

2018-03-08 | Diary
スキャナーで取り込んだ古いネガから・・

その頃・・白サイを何枚も描いていた。

デッサンを繰り返した後、油性の粘土で必ず立体を作った。

ちょっとわかりづらいが・・白い円柱に乗っているのはサイの頭部。

体や足の立体も別に作った上でいろいろな方向から眺めて体形を確かめた。

膠の湯煎用の片手鍋があったり、かごがあったり、雑然としている。



それから・・



本紙の雲肌麻紙に直にデッサンした上に骨描き。

この上に彩色するやり方の制作方法で一時、大下図は作らなかった時期のもの。

ここから制作が始まり・・



終了した50号の作品。

残念ながら、カラー写真が残っていない。

この作品はその頃隔年で開催された東京セントラル美術館での・・・

コンクール展・・「日本画大賞展」に出品した。

本紙へのデッサン、骨描きに比べてだいぶ絵が変わった。

絵皿とピンセット

2018-03-07 | 技法/技術


使い終わって残った絵具のメデイウム、アートレジンを抜いて乾かしてある。

膠の場合はお湯を何回か入れては上澄みを捨てれば膠は絵具から抜けるが・・

アートレジンを使っているのでお湯は使えない。

水をたっぷり入れて繰り返し上澄みを捨てる作業を繰り返したのち乾燥。



Rubis製の細密なピンセット。使っていて少し先端が減ってきた。

制作中に刷毛の毛や空気中のホコリが画面に残ってそのまま制作を続けると・・

思わぬ時にトラブルを起こすこともある。

刷毛を使った後は特に塗った画面を仔細に見ながら取り除く。

過日、友人の展覧会で画面上部の中央に刷毛の毛がしっかり残っていて・・・

あららら・・と思った。


ほんの少しだったら、あまり神経質になることもないが・・。

ハマ展受賞者展

2018-03-05 | 展覧会まわり
ハマ展 一般・会友・会員受賞者展 関内 画廊楽



1階会場


今回、読売カルチャーの受講生が1名受賞者。
この写真の中にはいない。


2階会場

夕方からオープニングパーテイ。

読売の講座があるので失礼した。

国立「色物語」展

2018-03-03 | Diary


午前中、開館間もない国立のたましん美術館へ・・



久々に自分の作品に対面。

1986年制作とあり・・三十代の作品。





左端の女の子が走っている絵。

仔細に見て・・画面は変褪色もなく制作時と変わっていない。

黒箔や緑青、群青を多用していた時代だ。

日本橋高島屋での春季創画展に出品し、近藤弘明先生の研究会「寂静会展」で寂静賞を受け・・

その後、たましんギャラリーで企画個展。その時、買上収蔵された。


明日まで・・

樹の会メンバーのグループ展お知らせ

2018-03-01 | Diary


長年わたしが指導している樹の会メンバーのうち二人がそれぞれ展覧会を開催します。
いずれも会場は吉祥寺第一ホテルの1階ギャラリーKです。

「それぞれの春」
樹の会メンバー吉永久江さんのグループ展
3月15日(木)~20日(火)12:00~18:00



「日本画二人展」
樹の会メンバー原田良枝さんの二人展
3月22日(木)~27日(火)