三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

安野先生、西麻布の先生

2021-01-16 | Diary

94歳死去
安野光雅先生は・・
私が小学生高学年で先生は図画の講師をしていた・・
ほとんど、毎回遊びのような授業で・・
絵を描くより物を作る授業が多かった。
新しい未知の形から生まれる面白い形が何ともうれしかった。

教科の中でいちばん楽しい時間だった。
・・・・・・・・・・


寒中見舞いに頂いた、あるご夫妻の肖像。
二人とも脇に杖があった。
名前は今、伏せておく。
ご夫妻とも芸大を卒業。
その道の大家である。

大学時代、通いの門下生として
早朝から毎週
広尾で降り、有栖川公園の脇から坂道を通ってご自宅へ。

人間国宝。20年以上前に芸術院賞を受賞した・・。

10代後半の私が通っていた頃、先生も奥様も40代で・・
時々、奥様の用事も引き受けて・・・通いとは言え、
ほぼ、内弟子同様であった。

ご夫妻のご長男とわたしは年恰好が同じなので・・
ほかの門弟より、随分と可愛がってくれた記憶のほうが多い。

先生のところから離れて、何年も経って
たまに、横浜の駅頭でバッタリ立ち話をすることがあった・・
それにしても随分とお会いしていない。
・・・・・・
写真に写るお二人の姿に長い長い時を感じる・・
・・・
・・・そんなに時間が経ったのか・・・







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