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おうち映画(日本)を5本

2021年04月20日 | 映画(国内)
「東京公園」
2011年
【Amazon Prime Video】

原作 小路幸也

カメラマン志望の大学生・光司(三浦春馬)
公園で家族写真を撮る光司に「ある女性を尾行して写真を撮って欲しい」という依頼が舞い込んできます
その女性は子供をベビーカーに乗せて都内の複数の公園を散歩しており、依頼主の歯科医師である夫は妻の浮気を疑っているようでした

死後、幽霊となって光司の家に住み付き光司にしか姿が見えない友人・ヒロに染谷将太
ヒロの彼女・美優に榮倉奈々
血のつながらない姉・美咲に小西真奈美
光司が小2の時に亡くなった写真家だった母&公園の謎の女性に井川遥

何って大きなことが起きるのではないけれど、ゆったりした中に少しだけ緊張が走る展開もあり
三浦春馬さんだから成り立った空気感が心地よかったです
でも、小西真奈美さんの涙は切なかったなぁ

光司のバイト先でのパーティで酔客役でチラッと出演していた男性・作家の島田正彦さんにビックリ!
役者さんとして活動されているとは知りませんでした

三浦春馬さん、惜しい方を失くしました
        




「天国の本屋~恋火~」
2004年
【Amazon Prime Video】

原作 松久淳/田中渉「天国の本屋」「天国の本屋 恋火」

天国と地上を結ぶ愛の奇跡を描いたファンタジー

楽団を解雇され自暴自棄になっていたピアニストの健太(玉山鉄二)はヤマキ(原田芳雄)と名乗る男に連れられ“天国の本屋”で短期アルバイトをすることになります
そこで憧れのピアニスト・翔子(竹内結子)に出会いますが、彼女は生前のある事故により一方の耳の聴力が失われピアノが弾けなくなっていました
一方、地上世界
翔子の姪にあたる香夏子(竹内結子・二役)が10年前に中止になった町の花火大会を復活させるべく仲間たちと活動を始めていました

心に無念を抱きながら死を考えた人がヤマキによって天国に連れてこられ、その無念が取り払われた後、現世に戻る、という物語
ほどほどの良作でしょうか
竹内結子さん、惜しい方を失くしました
         



「ステップ」
2020年
【Netflix】

原作 重松清

結婚3年目、30歳という若さで妻に先立たれ男で一つで娘を育てるシングルファーザー・健一(山田孝之)と娘・美紀の保育園から小学校卒業までの10年の足跡を描きます
妻の両親から美紀を引き取ろうかと声をかけられますが、妻の気配が漂うこの家で娘と天国にいる妻との新しい生活を始めることにします
様々な壁にぶつかりながらも亡き妻を思いながらゆっくりと歩みを進めていく健一でした

健一の頑張りと美紀の健気さ、義父(国村準)の思いに目頭が熱くなります

個性の強い役も、こんな普通の父親役も演じられる山田孝之さん
素敵です
跨線橋、洗濯物干し場、カレンダーと壁についた赤いマーカーの跡、定点観測みたく出てくる場所が父娘の状態を年月を追うように見せてくれます

美紀が通う保育園の担任役の伊藤紗莉さん、保育園時代だけの出演で残念
もっと出演して欲しかったです
あと、エンドロールで中川大志さんの名前を見て「?」
健一の会社の仲間にいましたか?
        




「ワンダーウォール 劇場版」
2020年
【Netflix】

2018年、NHKBSプレミアムなどで放送された京都発地域ドラマに未公開カットなどを追加して劇場版

京都の片隅にある学生寮・近衛寮
その寮は一見無秩序でありながら、そこに暮らす「変人」たちによる磨き抜かれた秩序が存在する場所でした
100年以上の歴史を持つこの寮に老朽化による建て替えの議論が巻き起こり、新しく建て替えを提案する大学側と補修しながら現在の建物を残したい寮側の意見は平行線をたどり両者の間に壁が出来てしまいます

実際の京都大学吉田寮で起きたことをモデルにしています

寮生たちはまるで昔の学生運動家のような雰囲気で、大学側の圧力に屈せず話し合いで全てのことは解決できると信じて頑張っています
しかし、合理性を優先する社会はそれを待たず事柄を進めていくのです

実際に現在も闘い続けている学生たちがいます
彼らの思いを無視するような結論にだけは至らないで欲しいと願います
        




「そらのレストラン」
2018年
【Amazon Prime Video】

主演・大泉洋
「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」に続き北海道を舞台に描くヒューマンドラマシリーズ第3弾

北海道の海が見える牧場で牛を飼いながらチーズ工房を営む亘理(大泉洋)
妻(本上まなみ)、一人娘、気の合う仲間たちと助け合いながら幸せに暮らしていましたが、亘理のチーズ作りの師匠(小日向文世)が急死したことから状況が変わってしまいます

北海道の自然とそこで作られる食材から生まれる美味しい料理たち
人と人が助け合い信じ合い暮らしていく
3作目ともなると、こういった内容で映画を作ればそこそこの物は出来上がるという感じがして新鮮味がなく、学芸会を見ているようで映画でなくても良いのではないかと思ってしまいました
映画のポスターの皆さんの笑顔が素人っぽいのは逆に良いかもしれませんが…
        




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2 コメント

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「ステップ」 (小米花)
2022-11-07 21:16:37
確かに濃いキャラの山田孝之が、普通の父親役という新鮮さが良かったですね。
上手い役者さんだと思いました。
脇役のベテラン俳優の義父母演じるお二人がいい味出してて、安心して見ていられました!
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小米花さん (こに)
2022-11-11 09:48:39
脇役さんたちも本当に良かったです。
國村さんには泣かされました。
山田さん、次は何を見せてくれるのか、楽しみです。
山田さんを筆頭に「ウォーターボーイズ」に出演した男性俳優は全員成功しているとか。
今の10代後半の役者さんは美形ならいいんか?でイマイチ個性が乏しいと感じます。
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