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おうち映画(海外)を5本

2022年01月06日 | 映画(海外)
「野球少女」
原題 BASEBALL GIRL
2019年 韓国
【Netflix】

プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画

豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スイン(イ・ジョヨン)は投手としてプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいましたが、女性というだけで正当な評価を得られずプロテストすら受けられないでいます
そんな折、元プロ野球選手のコーチ、チェ・ジンテ(イ・ジュニョク)が赴任してきたことでスインの運命は大きく動き出します

スインの野球への強い思いは理解出来るのですが、視野が狭く、周囲への感謝の気持ちや思いやりに欠けるところがあるように感じられて、始めのうちは感情移入出来ないでいました
面白くなってきたのはかなり後の方
コーチの尽力でトライアウトを受けることになり、それまでは野球を続けることに反対だった母親(ヨム・ヘラン)が初めてスインの投球を見にスタジアムにやってきたあたりから
あのシーンはベタですけど純粋に感動しました
数日後、とあるプロ野球チームから呼ばれ契約の話をされるスインでした…
しかし、ここで簡単には終わらないのが韓国映画なのです
またまた登場する母親の反応が良いです
ラストは希望に溢れ清々しい表情を見せるスインでした

イ・ジョヨンは撮影前に猛特訓を受け投球シーンは全て自分で演じたそうです
残念ながら、彼女の投球フォームと豪速球が結びつかず、CGを駆使しても良かったのではないかと思いました
       



「残された者-北の極地-」
原題 ARCTIC
2018年 アイスランド
【ムービープラス】

飛行機事故で北極にたった一人残された男・オボァガード(マッツ・ミケルセン)
壊れた飛行機をシェルター代わりにしながら、魚を釣り、救難信号を出すというルーティンをこなして生き延びていました
ようやく一機のヘリコプターが救助に来ますが、運悪く強風に煽られ墜落し、女性パイロットが大怪我を負ってしまいます
これまで救助が来るまで最低限生き延びることだけが目的だった彼は瀕死の彼女を前に自らの力で窮地を脱することを決意します

オボァガードの過去や人となりは描かれず、今現在の彼の姿を追い続け、独り言と女性パイロットに話しかける以外彼が発する言葉はありません
退屈になったらどうしようと危惧しましたが、そんなことは杞憂に終わり、100分弱、雪と氷に覆われた真っ白な世界のマッツ・ミケルセンを息を詰めて見つめ続けました
こんな役をこなせる役者、マッツ様以外思いつきません
素晴らしかったです!
       



「オリバー!」
原題OLIVER!
1968年 イギリス

原作 チャールズ・ディケンズ「オリバー・ツィスト」

19世紀のロンドン
救貧院で一人の女性が男の子を出産し亡くなります
生まれた子供はオリバー(マーク・レスター)と名付けられそこで育ちます

オリバーが救貧院を逃げ出し、掏摸集団に仲間入りの後、警察に捕まりある裕福な老人に拾われて…

マーク・レスターという役者は最初からこんな程度だったのねぇ
お顔は愛くるしいけれど演技からは心に迫ってくるものが感じられませんでした
大ヒット作「小さな恋のメロディ」は観たけれどやはり印象が薄くて…

そもそもミュージカルが苦手なのでダメだというのもあったかもしれません
       



「命みじかし、恋せよ乙女」
原題 KIRSCHBLUTEN & DAMONEN
2019年 ドイツ
【Amazon Prime Video】

ミュンヘンに暮らすカール(ゴロ・オイラー)はアルコール依存症で仕事を失い、妻は子どもを連れて家を出ています
ある日、孤独な彼のもとに、彼の父親・ルディ(エルマー・ウェッパー)と親交があったという日本人女性・ユウ(入月絢)がやってきます
彼女はルディの墓と生前の家を見に来たといい、強引にカールの部屋に入り込みます
最初は渋々ユウに付き合っていたカールでしたが次第に彼女に惹かれていくのでした

序盤はホラーのような感じですが、カールの幼い頃の記憶が再現され彼の心の傷が見えてきます
ユウに励まされながら過去のトラウマから抜け出せたかにみえるカール
しかし、ユウが突然姿を消してしまい、今度は彼女を捜してカールが日本を訪れます
ここでようやくユウの祖母役・樹木希林さん登場です
この後の展開は想像に易いです
怪談話ですかね
カールがユウに「死ぬまで生きる」と伝えるシーンにちょっと感動しました

樹木希林さん初の海外作品&最後の出演作ということで話題になりました
あちこちのレビューを読むに評価が低いので最初から期待せずに鑑賞しました
フム、確かに
希林さんの体調もあったのでしょうか、物足りなかったです

入月絢さんが、引退した清水富美加さんが名前を変えて復活したのかと思うほど似ていたのも邪魔でした

邦題も映画の主旨と違うような…

       



「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」
原題 MERLEY & ME
2008年 アメリカ
【BSプレミアム】

子育ての予行演習のつもりでラブラドール・レトリーバーの子犬を飼い始めた新婚のジョン・グローガン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)
マーリーと名付けた子犬のやんちゃ振りに散々悩まされる2人でしたが、いつしかかけがえのない存在になっていきます
ジョンとジェニーには子どもが3人生まれ、仕事も順調で収入が増えていきます
年月と共にマーリーも成犬となりやがて老犬に…
犬の成長と夫婦の成長が同時に描かれ最後はお決まりの別れですが涙涙でした
グローガン家の子どもたち、中でも一番長くマーリーと暮らした長男の涙にはやられました

それにしても子犬から老犬まで、何匹使ったのか、犬たちの演技が素晴らしかったです

邦題の副題は不要です!
ジョンの仕事が軌道にのったのはマーリーのお陰なんですから
マーリーに謝って欲しいです!!



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