読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

アンソロジー「月」

2021年05月21日 | アンソロジー
ポプラ社百年文庫33
2010年10月 第1刷発行
2013年  2月 第3刷
164頁

ルナアル「フィリップ一家の家風」
訳・岸田国士
貧しい土地に根を張る農家の素朴な暮らしぶりを描きます


リルケ「老人」
訳・森鴎外
公園のベンチで過ごす老人の一瞬を描き取ります

プラトーノフ「帰還」
訳・原卓也
出征中に妻が不貞を犯したのではないかという疑念に囚われた夫と家族の苦悩と運命を描きます


「フィリップ一家の家風」では空に浮かぶ月がはっきりと描かれていますが他2編は歳月の月らしいです
じわっとくる温かさ、切なさ、胸苦しさ、家族の大切さ
本巻もまた名作揃いでした

画像向かって右は表紙カバーを外したところ
これも素敵です
                    

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐伯泰英「寒雷ノ坂 居眠り... | トップ | おうち映画(海外)を5本 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アンソロジー」カテゴリの最新記事