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短編映画・父の結婚 と 長編映画・おいしい家族

2019年10月20日 | 映画(国内)
ふくだももこ監督作品を2本

「父の結婚」
2016年
【チャンネルNECO】

東京のメイクサロンで働く青子(ソニン)、28歳
客からはクレーム続きで気分が滅入っている中、愛する妻を亡くしたものの再婚するという実家の父(板尾創路)を祝う為故郷に戻ります
台所に入ると見知らぬ女性が立っており、てっきり父の再婚相手と思った青子が「初めまして…」挨拶をすると振り向いたのは何と母の服を着た父でした
味噌汁が上手く作れないので母の服を着てみたら美味しく作れたので、それ以来ずっと母の服を着ているとのこと
ショックを受けた青子に追い打ちをかけるように、父の再婚相手が兄(ペ・ジョンミョン)の親友でバツ2の子持ち男(山中崇)で父は青子の新しい「母」になるという驚きの事実が発覚
青子は東京で辛い思いをしてどん底気分の自分を置いてけぼりにして勝手に話を進める父に猛反発しますが…

30分という短さなので話が都合よく進むのは仕方ありません
しかし、青子の心情の変化をソニンさんが無理なく表現されていてすんなり受け入れることができ、最後の集合写真の笑顔にこちらもホンワカとした気持ちになれました






「おいしい家族」
2019年
【伏見ミリオン座】

「父の結婚」をベースに制作された作品

基本設定は同じです
東京・銀座のメイクサロンで働く橙花(松本穂香)は客から次は別の人にやってもらいたいと言われ落ち込む中、夫との結婚3周年を祝う食事も気まずい雰囲気に…
実は橙花は夫とは別居中なのでした
八方塞状態のまま、亡き母の三回忌の法要のため故郷へ戻ります
ところが、実家で待っていたのは母の服を着てごはんを作っている父(板尾創路)
食卓にいるのは見ず知らずの中年男・和生(浜野謙太)と彼の娘-だと思う-生意気な高校生のダリア(モトーラ世理奈)
さらに追い打ちをかけるような父の言葉
「父さん、みんなで家族になろうと思う」
和生と結婚すると言うのです
弟の翠(笠松将)は動揺する橙花とは正反対で、一切気にも留めていない様子
楽しそうに食事をする父や和生に苛立ちを隠せない橙花は家を飛び出してしまいます

なんだかんだ色々あって…
こういうのもありか、で橙花は父の結婚を受け入れます

故郷の人々が父の服装や結婚を普通に受け入れ過ぎの感はしましたが、反対派を橙花ひとりにして橙花の辛さや苦しさ、心情の変化を際立たせるためかと思いました
人はそれぞれ違うところがあって当然です
違いを認め合って共存していければ穏やかな人生が送れそうですね


ダリアを演じたモトーラ世理奈さんが良かったです
ダリアという複雑な性格の高校生役は難しいところがたくさんあったのではないかしら
何より食べっぷりが良かった(^○^)




伏見ミリオン座の2Fスクリーンまで階段であがる途中、踊り場で

「帰ってきたヒトラー」のイタリア版リメイクだとか
ヒトラーは観たし原作も読みましたがムッソリーニは、まぁ観なくてもいいかな
日本だったら誰?



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