2010年 アイルランド、フィンランド
原題 PARKED
ロンドンで失業した時計職人フレッド(コルム・ミーニイ)
故郷ダブリンに戻ったものの職も家も失いホームレスとなる
港近くの駐車場に車を止め、そこで寝起きする毎日
現実を受け止めきれず落ち込んだ日々を送っていたが、同じ駐車場にやってきた“隣人”青年カハル(コリン・モーガン)との出会いが、少しずつフレッドを変えていく
一応屋根のある場所で、毎朝決まった時間に目覚め音楽をかけ、洗顔と歯磨き、小さな多肉植物への水遣りを欠かさず、公衆トイレで身体を拭いたり、フレッドの生活はまだそれほど荒んだものではないようです
一方のカハルは、母親が亡くなった後父親と上手くいかず家を出た青年でジャンキーのろくでなし
表面上は明るく振る舞いフレッドに前向きに生きるヒントを数多く与えてくれるけれど、心の奥には深い傷を抱えている
もう一人の重要な登場人物が、カハルに誘われて出かけたスポーツクラブで出会ったジュールス(ミルカ・アフロス)
彼女は夫を亡くしピアノ教師で生計をたてているフィンランドからの移民で、フレッドやカハルと同じように自分がなぜここにいるのかわからなくなっている
ジュールスに一目ぼれをしてしまうフレッドだが、自分がホームレスだということは言えない
カハルに「プライドを捨てろ」と言われ、正直に話そうと決心して『マイホーム』に来て欲しいと約束したその日
カハルにとんでもないトラブルが起こる
カハルを演じたコリン・モーガンの明るさと暗さを兼ね備えた瞳にベネディクト・カンバーバッチが思い出されました
今後が楽しみな役者さんです
フレッドの役者さん
どこかで観たようだと思いましたら
スタートレックのオブライエンでした!
あの頃もポッチャリ系でしたが、贅肉だらけのしょぼくれた中年役が出来るような年齢になったのですねぇ
娘が観た「ワン・チャンス」の主人公の父親役では、まだシャキッとした感じだったそうですが
邦題から受けるイメージよりはキビシイ内容でした
逆に原題のままでは、あまりにストレート過ぎて辛すぎたかもしれませんね
現在のアイルランドが抱える大きな社会問題
ホームレス、ドラッグ中毒、経済問題に取り組んでいます
そのような暗い状況の中でも希望と幸せを見つけることはできる、人生再生はできる、というアイリッシュの不屈の精神が描かれた映画でした
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