原題 VISAGE D’ANGE
英題 ANGEL FACE
2018年 フランス
【センチュリーシネマ】
南仏コート・ダジュールのシングルマザーのマルレーヌ(マリオン・コティヤール)は8歳の娘、エリー(エイリーヌ・アクソイ=エテックス)を“エンジェル・フェイス”という愛称で慈しみ、気まぐれなその日暮らしの生活を送っていました
身持ちが悪く酒好きな彼女は、今度こそと思った相手との結婚式の間にも酔っぱらったうえ他の男と関係を持ってしまい、その日のうちに関係が破綻
厳しい現実から逃れるように、また別の男の車に乗りエリーの前から姿をくらましてしまいます
アパートに置き去りにされたエリーは母親を求めて夜の町を彷徨っていた時に男たちに絡まれたところを助けてくれた向いの部屋に住む老人の息子でトレーラーハウスで暮らしている青年・フリオ(アルバン・ルノワール)との時間に安らぎを見い出します
また男から捨てられたのか、ようやく戻ってきたマルレーヌですが、エリーは彼女を拒絶し衝撃的な行動に走るのでした
描かれてはいませんがおそらく誰からも愛されずに大人になったマルレーヌ
彼女には人を愛する方法がわかりません
娘が自分を求めていることが理解できません
アルコール依存症や育児放棄は批判されて当然ですが、彼女の行動には彼女の過去が影響していることまで考えなくてはいけません
マリオン・コティヤール観たさに映画館に行きましたが、母親を求め、拒絶され、拒絶し、耐え抜き、強く生きる意志を見せる少女を見事に演じたエイリーヌ・アクソイ=エテックスが素晴らしかったです
勿論、マリオンも難しい役どころをよくこなしていたと思います
ピンクのアイシャドゥに青のアイライナーが色っぽかったなぁ
出演者の顔のアップが多かったように思いますが、マリオンをはじめ皆アップに堪える演技でした
アルバン・ルノワールが元野球選手のイチローに見えて仕方ありませんでしたw
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