「運命の回り道」
原題 LIMBO
2020年 イギリス
【Netflix】
舞台はスコットランド沖合の離島にある難民収容施設
シリア、アフガニスタン、ナイジェリア、スーダンetc
様々な国から来た難民たちが難民認定を待つ長い日々を描きます
主人公はシリア人のオマール
ウードという楽器の演奏家で、難民認定を待つ間も常にウードを持ち歩いています
ただ、現状は腕を怪我していて演奏は出来ません
ところが怪我が治っても一向に演奏しようとしないオマール
どうやら、国のために戦おうと故郷に留まった兄と、国を出た自分との間に出来た深い溝が影響しているようです
島の厳しい冬が、余計に難民たちの気持ちを塞いでいるようにもみえます
コミカルなところもありますが全体にシリアスで重い内容でした
難民仲間の後押しもあり、小さなコンサートを開くことができたオマール
彼は兄とは違う方法、“文化”で国を守る決意を固めたのでした
初めてウードという楽器を知りました
コンサートで奏でられる音にうっとり
もっと長く聴いていたかったです
邦題の意味がさっぱり分かりません
原題を直訳するかそのままで良かったのではないかしら
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