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おうち映画(日本)・サバカン SABAKAN/ミッドナイトスワン

2023年08月09日 | 映画(国内)
草彅剛さん出演作を2本

「サバカン SABAKAN」
2022年
【Netflix】

1986年夏
斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田(番家一路)は夫婦喧嘩が絶えないけれど愛情深い両親(竹原ピストル、尾野真千子)と弟(番家天嵩)と暮らしています
夏休みのある日、家が貧しく同級生から避けられている竹本(原田琥之佑)に誘われイルカを見るため久田の自転車で朝早く海に出かけます
不良に絡まれたり、溺れそうになったり、様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本でしたが、やがて別れの日がやってきます

草彅剛さんが演じるのは大人になった久田
子どもの頃の夢を叶え作家になったものの、デビュー作が評価された後は鳴かず飛ばず、妻と娘とは別居中です
そんな久田がぼんやりと思い出すのは、あの夏の日々でした

竹本の家で御馳走になった亡くなった父親がよく作ってくれたというサバ缶を使ったお寿司が美味しく、竹本の夢は寿司職人になることだと聞かされます
ある日、スーパーで働く竹本の母親(貫地谷しほり)が、軽い気持ちで言った言葉が原因で何となく竹本を避けるようになってしまった久田
どうして避けられるのか原因がわからない竹本は不機嫌な顔で帰宅し、その様子が気になる母親は仕事帰りにぼんやりしてしまい交通事故で亡くなってしまいます
竹本たち兄妹はそれぞれ親戚の家に引き取られていくことになり…
竹本を見送る駅のシーンは泣けました~
久田からの餞別がサバ缶ってのが可笑しくて切なくて…
竹本がしょっちゅう盗みを働いて追いかけられてばかりだったミカン農家のオジサン(岩松了)がくれた甘いミカンにもウルウル

そして現在
袋いっぱいのサバカンを持った久田が駅に降り立つと迎えに来ていたのは…
草彅剛さんの自然でゆったりとした雰囲気も相まって
素晴らしいラストでした!

竹本の少年時代を演じた原田琥之佑君は原田芳雄さんのお孫さんだとか
番家兄弟も面白いキャラで将来が楽しみです

      






「ミッドナイトスワン」
2020年
【日本映画専門チャンネル】

故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)
ある日、養育費目当てで親戚筋の少女・一果(服部樹咲)を預かることになります
常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙と実の親(水川あさみ)の育児放棄により親の愛を知らない一果
やがて、バレエの素質を見出された一果に凪沙も感化され孤独な者同士で絆を育んでいきます

壮絶としか表現しようのない凪沙の人生を演じきった草彅さんの渾身の役作りに尽きます
身勝手な母親役の水川あさみさんや性転換手術を受けた息子の胸を見て「バケモノ!」と泣き叫ぶ凪沙の母親役の根岸季衣さんも凄かったし、新人の服部樹咲さんも素晴らしかったです
さらに、バレエを題材にしていることからBGMが効果的に使われていたのも大きいと思いました

草彅剛さん
次は落語「柳田格之進」を題材にした映画『碁盤斬り』が2024年公開予定とか
楽しみです♪

      


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2 コメント

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ウルウル~ (cyaz)
2023-08-10 08:40:16
こにさん、こんにちは^^

『サバカン』ご覧になったんですね!良かったでしょ!!
この映画、僕の昨年ベスト15で6位に挙げた作品です。

>原田琥之佑君は原田芳雄さんのお孫さんだとか
そうそう僕も後で知りました(汗)
感想にも書きましたが、内田のじじいが、袋一杯にみかんを詰めて
「一番酸っぱいみかんと選んできた」と(笑)
ここはしっかりウルウルさせてもらいました。
こういう映画がもっと増えてほしいなと思います。
返信する
cyazさん (こに)
2023-08-11 12:46:00
子供の頃は「まったね~」でまた翌日遊んだものでしたね。
毎日遊んで真っ黒に日焼けして楽しかったなぁ。
ま、苦い思い出もたくさんありますけどね。

みかん農家のおじさん、小憎たらしい言い方しても寂しさが滲み出てて。素敵な餞別でした。

このような映画が減っている現状、何とかして欲しいものですよね。
返信する

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