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市川拓司「壊れた自転車でぼくはゆく」

2015年10月18日 | あ行の作家

 

 

朝日新聞出版
2015年1月 第1刷発行
285頁

 

 

市川さん
2003年発表の「いま、会いにゆきます」が映画化・テレビドラマ化され、文庫本と合せて140万部の大ベストセラーとなり一躍恋愛小説の旗手として支持されるようになったそうです
小説は未読、映画もテレビドラマも未見です

 

 

少し、いえ大分変った人生を歩いてきた祖父と、孫の青年
それぞれの恋愛を描いています
祖母は父が幼い頃に亡くなっており祖父と祖母との大恋愛は祖父の回想の形で語られます
あらゆる困難を乗り越えて結ばれるべき二人であった祖父と祖母
人と人の心の奥深くで定められていた揺るぎない絆は、純愛というような優しい言葉で簡単に纏められるものではないと思いました
子供時代に戦争を体験し、極貧の中、男手ひとつで息子を育て上げ生きてきた祖父に対し、孫の青年はなんと恵まれていることか
今風のちょっと頼りない青年です
そんな青年が、祖父の回想を聞き、祖父を見送ったことで一人前の男に成長していく物語でもありました

 

何十冊かに一冊
ベタベタの恋愛小説が読みたくなります
その世界に没頭したいと願う現実逃避です
はい、現実逃避してきました
もう戻ってきてしまいましたケド(^_^;)

 

 


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