講談社文庫
1987年3月 第1刷発行
解説・佐藤綾子
285頁
さりげない語り調の文体の中に人間界の面白みと悲しみをソフト&コミカルに表現する青木センセイ
男の言い訳、女性への思いやりがほのぼのと見えてきます
が、しかし、如何せん古い
令和の今、読み返してみると昭和の終りに書かれた本書の内容は女性には不愉快に感じるところが多々あり、受容れられないのではないかと思いました
無責任な話ですが、購入した当時(多分20代後半)に自分がどんな感想を持ったのか、面白く読んだのか、不愉快だったのか、全く覚えていません(^_^;)
あとがきより
男性、女性のほかに、もうひとつ、知性という性があって、それが中年
そういう目で男性のこと、女性のことを書きたい
それが、自分に対するないものねだりであることは百も承知だ
が、人間なんて、自分に対するないものねだりで生きていくんじゃなかろうか
確かにそうかも^^
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