夏休みのつぶやき 野菜の日

ワタシの軽自動車は、会社の業務用を安く払い下げられたので、

型式で言うと、20年もの。

ファンベルトが傷むとエンジンルームから「きゅるきゅるきゅるきゅるきゅるきゅる・・・」と音がするので、

きゅるきゅる君、と呼ばれる。

滅多に乗らないので、窓枠が若干苔むしたりして。

それでも何度も車検を通して来たのだけど、もう、本当に月に一度乗るか乗らないか、になってしまったので、

車検を前に廃車を決意。


傷だらけだし、業務用だからオートロックも無いし、シートは固いし、下取りなんてとんでもない、と思っていたところ、

たまたま家に来ていた姪一家と車の話になった。

もう処分しようと思って、というと、姪の旦那が「同僚が〇〇（カー用品専門店）で軽自動車を買い取ってもらった」と。

「いや、あれ、ボロボロよ」

「コロナで軽自動車が人気あるみたいで、結構買い取ってくれるらしい」


ほほう。

まあ、ダメ元で持っていこう、と。最悪、そこで廃車の手続きをしてもらえばいいし。

ということで、さっそく持参。

30分くらい待つと、店員さんに呼ばれる。

すっと出された見積書に「1,200円」と走り書きが。

あー・・・・さすがに手数料取られて廃車か・・・と思っていると、

店員さん、とても申し訳なさそうに「すみませんが、買取価格、１万円です」


いやいやいやいやいや、何をおっしゃいますの、こっちが金払うくらいですわ。

全然申し訳ないっす。１万円、ありがたくいただきます。

「え？１万円ですけど・・・」と念を押す店員さん。

「全然大丈夫ですーーー！（気が変わらないうちに）書類揃えてまた来ますーーー！」


きゅるきゅる君は、どこか東南アジアの国に売り飛ばされるか、パーツ取りになるかも知れないけど、

またどこかで何かの役に立つといいねぇ。