チャイコフスキー@Angel R & 気仙沼

11月3日〜4日にAngel Dream 2017「眠れる森の美女」全幕、
11月5日は気仙沼バレエソサエティ「くるみ割り人形」全幕、ともに無事終演いたしました。


Angel Deam、日頃はバラバラのクラスでレッスンしているオープンクラスの生徒さんたちの舞台とは思えないほどのクオリティとチームワークに毎回のことながら本番も唸りました。
本番が近づくに連れ、演出の大和雅美さんはじめ講師陣、舞台スタッフ・エンジェルスタッフの皆さまの心のこもったお仕事が生徒さんの心と身体のクオリティとを押し上げて行ったと感じます。



今回はプロローグに講師が7名出演しました。みなさま、お美しい。。。
左から川本直枝さん、西村真由美さん、本馬亜紗花さん、近藤美緒さん、長谷川智佳子さん、大和雅美さん、(私)、根本佳奈さん、高尾恭代さん、座っているスタッフは宇野澤寛子さんと岡博美さん。



こちらは「眠れる〜」のメイン講師陣。大和さんが撮ってくれました♪



そして眠り2日目は終電で気仙沼へ。
いつも2両のドラゴンレール、なぜか1両しかない！！ コトンコトンと向かいました。


一夜開け、美しい朝！


今回も前回同様、男性ゲストダンサーとして砂留俊くんがご出演。
そして私が前日稽古に参加できないこともあり、Angel Rから丸山まどか先生にいらしていただいての本番。
当日は9時からゲネプロという驚異的なスケジュールを乗り越え、開演へ。
3歳から大人まで約60名の生徒さんが一人何役も担っての全幕上演です。


本番袖より。1幕の客間シーン。砂留くんのドロッセルマイヤーがとってもいい！


本番袖より。1幕雪のパドドウシーン。このシーンの振付をしました。


ゲネプロ2幕より。(照明の栗原誠さんよりお写真拝借しました)


ゲネプロ2幕より。アラビアの踊り。こちらも振付担当。(照明の栗原誠さんよりお写真拝借しました)


終演後、クララを踊ったふたりと♪



今回、お母様方も、誰かの母親という役割は横に置き、みんなで仕込みから生徒の袖付きや音響オペレーション、ドロップの吊りかえ、そしてバラシまで、全員の母となりスタッフとなり、働いていらっしゃいました。本当に素敵な光景。



私たちもできる限りのことをし、気持ちよくみんなで創っているという感覚を味わいながら尽力させていただいたのでした。
高橋知子先生、本当にお疲れ様でした！！
そしてAngel R Dance Palaceを通じご協力・応援してくださっている皆様に心より、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします！


photo:angelRスタッフのあやさん

気仙沼での稽古へ

週末は気仙沼バレエソサエティへ。
三日間ほぼ快晴！
昼間は暑いくらいですが、夜の冷え込み具合は、さすが東北地方、という感じでした。



金曜日は劇場にてリハーサルを。
本番1ヶ月前に現場で場当たり稽古できることは素晴らしいですね！！
お稽古前に高橋知子先生よりお話を。


雪の群舞のシーンの列を揃えたり、幕の位置を確認中。


前回の発表会で主演したRちゃん、現在は東京の大学でバレエを学んでいますが、今回もところどころに参加しています。
心強い！



一夜明け、、、
　


土曜日からはゲストの砂留俊さんも参加。
こちらは一幕より、ドロッセルマイヤーを演じていただいています。
子供達はケタケタ笑って楽しそう♪



砂留君には後半は王子役も演っていただきます。
「くるみ割り人形」、抜粋とはいえ、盛りだくさんの全二幕です。



そして日曜日。
今回私はいくつかの振付指導を担当させていただいておりますが、今回の訪問のメインは男性と踊ることが初体験の女の子たちのリハーサル。
この日は細かく細かく。。
主役として舞台に立つこと、男性と踊るために必要なこと、演技など、全て一から。
このリハーサルは、今忘れがちなことを思い出させてくれるような、私にとっても貴重な機会になっています。
自分が初めて男性と踊った時のことも思い出しつつ、バレエソサエティの生徒さんにとっても、きっとこの経験は印象深いものになるのだろう、と思いながら熱く指導させていただきました。


あとは本人たちが楽しんで頑張ってくれればそれで良い！
楽しみです＾＾



余談ですが、今年貴重なこの方には3日連続お会い出来ました＾＾

気仙沼バレエソサエティ「くるみ割り人形」

今年は気仙沼バレエソサエティの発表会があります。

生徒さんもドキドキの今回の演目は、、
「くるみ割り人形」全幕！！

「全幕」というのは物語のある古典的バレエ作品を全て上演するということで、発表会ではその一部を抜粋上演することが多い中、主宰の高橋知子先生はたったお一人なのに全幕なので、ものすごい仕事量。
先生の、‘気仙沼の方々にバレエの素晴らしさを伝えたい、古典バレエ作品を知っていただきたい’と言う想い。
その想いの強さと行動力に私も巻き込まれたい気持ちで、今回も振付のお手伝いをさせていただいています。

本番は11月。
忙しい部活や仕事の合間で稽古に励む生徒さんの姿にエネルギーをもらい、美味しいお魚とお酒にエネルギーをもらい、先生との力の抜けた会話にこころを満タンにしながら、、
私も尽力したいと思います。



夜は道が暗いので闇に浮かび上がる ぽんたくん が目を惹きます。
期間限定だそうで会えて嬉し♪

大船渡市をPRするCM「ばばば結婚行進曲」製作

2月12日から今日まで4日間にわたり、みんなのしるし合同会社では大船渡市をPRするCM「ばばば結婚行進曲」製作のための撮影を行いました。

みんなのしるし合同会社とは、私が活動拠点にしています「未國」の演出家、前川十之朗氏が2012年、岩手県大船渡市に移住し立ち上げた会社で、主に震災のアーカイブや三陸国際芸術祭の開催など、地元に密着し、外部に発信する事業を行っている会社です。

今回、前川氏が大船渡市から依頼され、創ることになったこのCMは、主にウェブで放映されますので、世界中方々に見ていただけます！！

内容は、市内のカップルを市民をあげて祝福する、というもので、本物の新婚カップル・鉄道員さん・漁師さん・ラジオのパーソナリティ・80歳越のおばあちゃん方・酒造の方・権現様・バレエを踊る子供達・道化・芸達者の市民の方々、そしてゆるキャラのおおふなトンまで、市民の方総勢120名にご出演頂き、盛りだくさんな内容の撮影となりました。

福島県いわき市出身で鎌倉市在住の佐藤典之監督の元、頼もしい映像班に支えられ、撮影は無事終了。
心配されたお天気にも恵まれました。
信じられないくらいの暖かさには本当に助けられました。
監督、晴れ男！！

市民の皆さん、本当に濃ゆい。。。
いるだけですごい存在感、演技もサイコー。
プロでもないのに、こんな良い絵が撮れるなんてこと、きっとそうはないですよ。
全く飽きませんから。
新郎新婦がまた素敵！！
これはもう本当に乞うご期待です。
仕上がりは2分程度だと言いますからもったいない〜と思ってしまうほどです。

撮影裏のおもしろエピソードもたくさん。
初日最初の撮影は70代-90歳近いおばあちゃまたちの歌シーンだったのですが、さすが、朝が早い。予定よりかなり早く全員が集合。
最後に到着した方は、まだまだ集合時間でもないのに走って登場。それも坂を登って！

集合場所は末崎の「三面椿」


結局、１時間巻きで朝9時には撮影終了というスバラしさ。
これからも撮影裏の面白エピソード、ちょこちょこお伝えしたいと思います。

私はと言いますと、お察しの通り、地元大船渡バレエ教室の可愛い子供達の出演部分の振付を担当しました。

そしてなんとそこに気仙沼バレエソサエティの生徒さんも加わり、大船渡と気仙沼のバレリーナが初共演となったのです！
これは大変嬉しいことです。
ここからまた新たな交流が始まるといいな、と目論んでおります。

撮影現場より


可愛いバレリーナたちの撮影部分以外は、時に音響・録音部になりマイクを担ぎ、時に歌を先導するべく指揮者になり、また案内係りになり、小道具さんになり、と、いろいろと経験させていただき普段あまりない、撮影現場の空気に触れられた貴重な機会となりました。
こんなに働かせてもらえるとは思ってもいなかった！

大船渡は椿が名物なのでケーキカットのナイフも椿に。紙で製作〜。


撮影初日の様子。




撮影2日目の様子。


撮影3日目の様子。唯一、お天気がギリギリの日に。
　

　

太陽は出なくともこの方々が太陽でした！！


それにしても、おおふなトン、可愛かったな〜
あんなに可愛いって思ったのは、ここだけの話、、初めてでしたよ！
とっても謙虚でサービス精神旺盛でいつも元気。
とっても大船渡っぽい！！

東海新報、岩手日報など、新聞にも載りましたよ。


そして、「お疲れ〜」は、、
あー、酔仙。。。笑

気仙沼バレエソサエティ発表会終了です！

気仙沼バレエソサエティの20周年発表会、大盛況のうちに終演いたしました！！

最後に集合写真！


舞台の一部


この地ならではのこどもたちの素直さ、美しさ、かわいさ、そして困難なこと、大変なこと、様々ありますが、、、舞台はびっくり！
素晴らしかったです。

出演者は総勢100名。
「眠れる森の美女」全3幕をほんの少しアレンジし、上演。
これだけ長い演目を、小さい子供たちもみんなしっかり踊り、その気持ちの強さ、舞台を楽しんでいる様子に圧倒されました。

先生のお人柄がすべてを語っていると感じました。

わたしも微力ながらお力添え出来たことにこころから喜びを感じます。

メイク中の高橋知子先生


そしてわたし。


今回は20周年というスタジオにとって節目の発表会でしたが、初めて、男性のゲストダンサーをお招きしました。
我らがAngelＲのピアニスト、そしてダンサーの砂留俊くんです。




彼は仙台や盛岡に住んでいたこともあり、東北への想いが深い、とてもこころのあたたかい若者です。
パートナーの高校生、りのちゃんは来年から大学で本格的にバレエを学びます。
こうした生徒さんがうまれることは本当に素晴らしいです。
私も東京でも気仙沼でも、ここの生徒さんに会えることになるなんて、とても嬉しい！

この活動を続けられるのは、Ballet Studio Angel R Dance Palaceの皆様のおかげです。

これからもよろしくお願いします！

12/20にはオドリゴコロプチにて、今までの感謝を込めたパフォーマンスをお届け致しますので、お楽しみに！！

気仙沼バレエソサエティはこちら