3月はなんとも例えようのないひと月でした。
それは私だけでなく、ほとんどの日本人にとって衝撃のときだったと思います。
そしてこの災害はいつまで続くのだろう、、、
被災した土地、そこにあった全ての命、家族や友人を失った方々の傷跡が、
完全に癒える日が来るとはとうてい思えない。
私は日本から遠く離れたベルリンにいます。
そして何の因果か、現在ある作品に向かってクリエイションしています。
“GENBAKU Onomatopoeia”、原爆を題材にした作品です。
この作品にどう向かい合うか、、、
広島・長崎への原爆投下、そして今回の災害。
これらは色々な意味で、もう、日本だけの問題ではない、
世界規模の大きな事故、あるいは事件だと私は思います。
(皆さんも同様だと思います)
人間も花も岩も、全てのものに命は宿っていると思う。
日本はまさに八百万の神の国。
その命たちがキラキラと輝いているということ以上に素晴らしいことって
あるんだろうか?
今、この状況で、私に表現出来る事があるならば、その生命/魂を
あらわにすることだという気がする。
悲惨だからこそ、輝く命を見つめ、そこからエネルギーをもう一度
吹き返すような、また、その命がどれだけ尊いものかを
実感する様なイメージ。
その裏側には、被害者・被災者の方々の計りしれない状況・想いを
背負うということも含まれているのです。
だから目を背ける訳には行かない。
ん、、、コトバで書くのは難しいのですが。。。
とにかく、それが見せれたら、見た人をほんの瞬間でも
幸せな気持ちに出来るのではないかと信じています。
私のキーワード
「精一杯の無垢な魂」 「想い」
そんな風に強く思い始めた頃、私の尊敬する横尾忠則さんのブログにこんな部分が。
「被災者の語る言葉の前では沈黙せざるを得ない。その沈黙の中で返すことのできるものはぼくの場合、創造のエネルギーしかないように思う。」
「いつまでも自分の中の被災者意識と対話していても何も解決しません。被災者や被災地に対する想いを自分の仕事の中に導入するしかないと思います。」
「今回の災害に対してメディアが伝える言葉の力の果たす役割は大きい。だけど言葉だけではない。復興の声が実現する頃、われわれ美術家の出番が控えている。美術は人間の根底から魂を揺るがす力がある。そんな美術に期待してもらいたい。」
「美術を観賞し、理解するためにはある程度の知識と教養が必要だ。 だがそれ以上に感性がモノを言う。今、日本人は感性に大きく目覚めようとしているように思われる。復興の原動力には感性が必要です。」
最後に、、、
この度の東北地方太平洋沖地震で被災された方々に深く心よりお見舞い申し上げます。
[GENBAKU Onomatopoeia] at Ballhaus Naunynstrasse Berlin
http://www.theater-diyalog.com/
それは私だけでなく、ほとんどの日本人にとって衝撃のときだったと思います。
そしてこの災害はいつまで続くのだろう、、、
被災した土地、そこにあった全ての命、家族や友人を失った方々の傷跡が、
完全に癒える日が来るとはとうてい思えない。
私は日本から遠く離れたベルリンにいます。
そして何の因果か、現在ある作品に向かってクリエイションしています。
“GENBAKU Onomatopoeia”、原爆を題材にした作品です。
この作品にどう向かい合うか、、、
広島・長崎への原爆投下、そして今回の災害。
これらは色々な意味で、もう、日本だけの問題ではない、
世界規模の大きな事故、あるいは事件だと私は思います。
(皆さんも同様だと思います)
人間も花も岩も、全てのものに命は宿っていると思う。
日本はまさに八百万の神の国。
その命たちがキラキラと輝いているということ以上に素晴らしいことって
あるんだろうか?
今、この状況で、私に表現出来る事があるならば、その生命/魂を
あらわにすることだという気がする。
悲惨だからこそ、輝く命を見つめ、そこからエネルギーをもう一度
吹き返すような、また、その命がどれだけ尊いものかを
実感する様なイメージ。
その裏側には、被害者・被災者の方々の計りしれない状況・想いを
背負うということも含まれているのです。
だから目を背ける訳には行かない。
ん、、、コトバで書くのは難しいのですが。。。
とにかく、それが見せれたら、見た人をほんの瞬間でも
幸せな気持ちに出来るのではないかと信じています。
私のキーワード
「精一杯の無垢な魂」 「想い」
そんな風に強く思い始めた頃、私の尊敬する横尾忠則さんのブログにこんな部分が。
「被災者の語る言葉の前では沈黙せざるを得ない。その沈黙の中で返すことのできるものはぼくの場合、創造のエネルギーしかないように思う。」
「いつまでも自分の中の被災者意識と対話していても何も解決しません。被災者や被災地に対する想いを自分の仕事の中に導入するしかないと思います。」
「今回の災害に対してメディアが伝える言葉の力の果たす役割は大きい。だけど言葉だけではない。復興の声が実現する頃、われわれ美術家の出番が控えている。美術は人間の根底から魂を揺るがす力がある。そんな美術に期待してもらいたい。」
「美術を観賞し、理解するためにはある程度の知識と教養が必要だ。 だがそれ以上に感性がモノを言う。今、日本人は感性に大きく目覚めようとしているように思われる。復興の原動力には感性が必要です。」
最後に、、、
この度の東北地方太平洋沖地震で被災された方々に深く心よりお見舞い申し上げます。
[GENBAKU Onomatopoeia] at Ballhaus Naunynstrasse Berlin
http://www.theater-diyalog.com/