やっと手に入れた。
取り払われた冷却ファンを再装備させるのは難しい。
本来アース極には何も接続されていなかったが、どうせならと言う事で手持ちのケーブルでアース極に接続し、ERコアトランス取り付けボルトへ落とす事にした。
ブルーレイディスク登場後に発売された、プレイアーのフラッグシップ機。
その後のプレイアーは筐体が薄型になって行ったので、画質も音質もなにもあったもんじゃない。
パソコンと部品が共通化されて、利便性だけが重視されてしまった。
軽薄短小。
オーディオビジュアル界はユーザーの変化やメディアの変化、パソコン界の変化、更に政界の変化に因り軽薄短小され共用が強制された。
これに因り質より量が重視されてしまった。
軽薄短小共。
これは大問題だ。
オーディオの趣味を否定する事態である。
重厚長大独、これがオーディオビジュアル界の基本の筈である。
重厚長大独自設計。
ディスクトレイは出て来るが、勢いが弱い。
完全に出切る前に減速してしまう。
ボンネットを開けると何と、鉛シートが被せてあるじゃないか。
電源部を覆う様に鉛シートが被せてある。
鉛シートはドライブユニット上部にも貼り付けてある。
驚きなのは真鍮の平円盤が内部でゴトゴト遊んでいた事。
こりゃ何だ、何故こんな物が。
平円盤にはセロテープが十字になって固定されていた形跡があった。
ドライブユニットの鉛シートの上を見ると、セロテープの剥がれた跡が四点あった。
はは〜ん、さてはここに貼り付けていたな。
危ない事をするもんだ。
恐らく制振の為にやったのだろうが、経年劣化で剥がれてしまう事まで想像出来なかったんだろうね。
これが遊んで回路をショートさせないで良かったよ。
電源部を覆う様に被せてあった鉛シートを取り払うと、何と冷却ファンが無い。
静音ファンが取り付けられていた筈だが、それさえも取り外すとは。
それほどうるさかったのか。
このままでは使う事が出来ないので、70mmの冷却ファンを新たに購入、取り付ける事にした。
その他鉛シートは電源部からアナログ基板へのケーブルや、リレーに貼り付けられていたがそのままにした。
私も改良は好きだが冷却ファンを取り払う事まではしない。
マイナスはしないが、プラスはする。
BD―8002では冷却ファンを1個プラスした。
70mm冷却ファンは以外と小さかった。
想定していた取り付け箇所には合わなかった。
コネクターの大きさも違った。
冷却ファン用コネクターらしきソケットは小さかった。
恐らく70mm冷却ファンは正解だが、専用ブランケットを介しての取り付けなのだろう。
だから合わないのだ。
取り払われた冷却ファンを再装備させるのは難しい。
だかやらねばならん!
電源部にヒートシンクが2個、GPUに大型ヒートシンクが1個、ドライブユニットも発熱源。
だから冷却ファンは必須なのだ。
精密部品を熱損傷に晒してはならん!
と言う事でプラス思考で暴挙を敢行する!
筐体内部にプラストランス設置する!
プラストランス計画が始動した!
私としても初めての試みである。
冷却ファン用に新たに電源トランスを設置するなど誰が考えるのか。
電源トランスは一次側100V二次側12Vの小型のトランス。
電源入力からケーブルを引き出し、12Vにする。
設置場所も決定した。
果たして巧く行くか。
トランスはまだ来ないが、電源受け入れ部はフルテックの3極フィルターが採用されていた。
本来アース極には何も接続されていなかったが、どうせならと言う事で手持ちのケーブルでアース極に接続し、ERコアトランス取り付けボルトへ落とす事にした。
トランスが来たらここを更に変更する。
トランスはまだまだ来ないが、冷却ファンだけ準備した。
筐体排気用とGPU冷却用。
GPU冷却用は新装備。
ところでヒートシンクにテフロンテープが貼ってあるけどこれは、多分共振を防ぐ為だよね。
純正仕様なのか、後付けなのか不明だな。