文章化

　しんどかった記憶などを文章に変換する作業を、先生によっては物語化と言ったりします。多少は客観視もできる状態になっているということです。
　忘れたい記憶が忘れられないのは、忘れたいと思った時点で思い出しやすい位置にその記憶を格納してしまうからです。まずは整理して、片付けて、収まる場所を見繕います。
　物語化は整理する方法の一つです。無理はしないのが大事。
　収める場所がどのくらい要るか知るには、一旦はき出さないと難しいようです。まとまらなくても、わーっと出してみる。絵とか単語とか。組み立て直すのが難しいようなら、時間をかけて、少しずつ。全部を一息に片付けるのは、良くできた大人でも無理なので。ちょっとでも、進んだ分だけがんばったねって言ってくれる人がいると良いかなあと思います。いなくても何とかなるものですけれども。

　解決しきれなかったこととか、怒りとか憎しみとか、それでも何かの拍子に出てくるものです。でも一度忘れることができたなら、何とかなります。忘れることができる人になったのですから。
　こういうところで垂れ流すのも手ではあります。ただ、具体的な人名や団体名は出さない方が無難ですけれども。