南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

ピンクの花のシロップ

2022-08-08 07:24:41 | イナカ便り

6月ににわとこの花のサフト(エルダーフラワーコーディアル シロップ状で水で薄めて飲むもの)を作るのは毎年恒例になっているが…

今年はそれ以外の花でもサフトを作ろう!と決めていた。本当はたんぽぽのものを作りたかったのだが、ちょっと時期を逃して間に合わず。

次にライラックで作ってみたのだが、色は紫色でとてもきれいだったけれど甘ったるい香水みたいで「もう来年はいい」と思った。

最後に挑戦したのが道端にもうちにもたくさん生えている多年草のmölkört(ヤナギラン)の花(写真の一番奥に生えているピンク色の花)のサフト。

作り方はエルダーフラワーのものと似ている。砂糖水にレモン汁を加えて花を入れ、一週間ぐらいで濾す。

飲んでみたところ、爽やかでほんのりこの花の香りがする。これは悪くない!色もかわいいし、来年も作ろう。

葉もいい香り。これをお茶にすることもできるそうだ。

 

左からにわとこの花、ヤナギラン、黒すぐり(カシス)のサフト (空き瓶を使っているのでラベルは関係ありません。)

シロップだけではなくて身近に生えているものは野草や雑草でも積極的に食べてみようと思っている。

もともと私は野草を採って食べたり、保存食を作ったりすることに純粋に興味があったのだが、最近はそれだけではなくて、ロシア国軍によるウクライナ侵攻後に食料品の値段があがり、「食糧危機」という言葉が身近になってきたことにも少し影響を受けている。

値上げしたものはウクライナから輸入されていたものだけではなく、燃料が値上がりしたため輸送されてくるものは全てその影響を受けている。たぶん日本に住んでいても思っていただろうけれど、遠くから運ばれてくる食料品に頼っている自分の生活がなんだか不自由に感じられるようになってきた。ましてや私はイナカに畑を持っているのに十分活用していない!何という勿体ないことを~

草ボーボーの畑(今はもうちょっとまし)

…というわけで、今はできるだけ畑の野菜を有効に利用し、また、このへんに生えている食べられる植物も採集してみよう(動物については今のところ考えていません)と思うようになったという次第。今回の食品値上がりの件を別にしても、商品がグローバルに輸送され温暖化ガスを排出しまくる今のシステムとも距離をおくことできないものか…??



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