〈第三項〉論で読む近代小説  ◆田中実の文学講座◆

近代小説の読みに革命を起こす〈第三項〉論とは?
あなたの世界像が壊れます!

2月の朴木の会のお知らせ

2023-02-23 15:07:45 | 日記
土曜日の講座は、「近代小説の未来」を引き続き考えます。昨年鷗外の津和野でもお話しした森鷗外の『鶏』をもう一度取り上げます。これは、実は鷗外の唯一の発売禁止の『ヰタ・セクスアリス』に対して、さらにリアリズムを突き詰めていく、国家体制の処置、発売禁止に意図的に対抗していく小説、こうした問題を射程に入れて、近代小説の終焉説は小説におけるリアリズムの虚偽でしたが、これに対して、リアリズムの追求が国家体制から阻まれたのが、『ヰタ・セクスアリス』、この現実に鷗外は『鶏』で対抗します。こうした問題をお話のまくらにして、「近代小説」の可能性を考えましょう。

朴木の会より以下のお知らせが来ましたので掲載します。

2月25日(土)に、田中実文学講座を開きます。

 今回のテーマは「近代小説の未来Ⅱ」です。
 はじめて方も歓迎します。大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。

 ※下記時間は日本時間です。

作品      森鷗外『鶏』に触れる予定
講師      田中実先生(都留文科大学名誉教授)
日時      2023年2月25日(土)13:30~15:00
参加方法    zoomによるリモート
申込締切    2023年2月24日(金)19:00 まで

参加をご希望の方は、下記申込フォームから申し込んでください。申し込まれた方には、締め切り時間後に折り返しメールでご案内します。

https://forms.office.com/r/Tj1EwVxyut

問い合わせ:dai3kou.bungaku.kyouiku@gmail.com

主催   朴木(ほおのき)の会
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