ほぼ毎日、高良山or明星山に登っている。
若干、飽きてきた。
と、小さな声で言っておく。
要するに、もうちょっと登り応えがある、別の山に登りたくなってきた。
それもちょいとした鎖場がある山がいい。
近場で鎖がある山と言えば、
黒髪山、釈迦岳、英彦山に宝満山・・・
宝満山!
そういや、随分登ってないな。
「宝満山に行ってくる。」(私)
「ほへ?」(家内)
久々の竈門神社である。
今回、カモシカ新道と呼ばれる登山道を初めて登る事にした。
・・・筈だったが。
紅葉が早くも色づいている。
大雨の影響か、登山道がかなり荒れている。
倒木の根っこの脇をすり抜けるように歩く。
とは言うものの、ここまでは順調だったのだ。
いつの頃からか、
どこかで道を間違えたらしい。
ルートから外れているようだ。
ただし、道迷いはしているものの、地図上では、先の方で別のルートと合流はするようになっている。
このまま進むことにした。
問題なのは、人が通らない道であると言う事は、蜘蛛の巣が凄いという事である。
「うあ!ぺっぺっぺ。くそったれ!!」
山中で、一人悪態をつきながら登る羽目になる。
尚も進むも、遂に行き止まりらしい。
地図上では道はあるようになってはいるが・・・
この先、道を探しながら、尚且つ蜘蛛の巣に絡まれながら歩く事に、いい加減うんざりしてきた。
引き返そう。
途中、なんとか正面登山道に合流する道を見つけた。
イエーイ。
やっと出たぜ。
という事で、
今日はカモシカ新道はパス。
いつもの正面登山道に変更である。
切通しを登って行くと、
すぐに石段の山道へと変わる。
山頂まで続く石段。
英彦山と並んで、この山の石段は、ふくらはぎと太腿に堪えるのだ。
休憩ポイントまで登ってきた。
休憩しよう。
この先、最大のヒーコラ場所が待っているのだから。
100段ガンギ。
これを登り終えて、尚も続くつづらの石段を登りきると、
中宮に到着する。
ここまで来れば、キツサの峠は越したも同然だ。
一枚岩のロープ場。
足場が濡れている。
濡れていると、ここは滑り易いんだよね。
以前ここで滑って、腕に盛大に擦り傷拵えたっけ。
袖すり岩を越え、
馬蹄石を過ぎると、
山頂だ。
久々の宝満山、結構バテバテである。
福岡市内方面。
昼飯にすっか。
蓋を開けると、
《じゃじゃーん❕ できあがり❕》
星野みなみちゃんが、そう教えてくれていた。
うむ。
オジサンもそうではないかと、睨んでいたぜ。
では、
ズズズーーー
休憩が終われば、降りらねばならぬ。
鎖場がある山として、この山を選んだのだ。
同じ道を引き返そうものなら、認知症確定であろう。
当然ながら、下山は山頂直下の鎖場から降りる。
鎖を伝って降りると、中間地点に簡単なトラバースポイントがあり、
その先をロープで降りたら、
ほぼ垂直の岩壁だ。
以前、この鎖場を自衛隊の訓練かなんかで、女性自衛官達が降りているのを目にした事がある。
「ひえ~~、どうやって降りるんですかあ!?」(女性自衛官)
鎖場終了。
キャンプ場を経由し、