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Tシャツとサンダルの候

天高くリンドウ肥ゆる秋のくじゅう その弐


続き。 

星生崎から久住別れ避難小屋まで降りてきた場面から始める。 


「さあ、飯だ、飯だ。」  


カップ麺のふたを開けると、

何故か励まされてしまった。 

よくは存じ上げぬが、与田祐希ちゃん。

 

ありがとう!

 

オジサン頑張るよ。 

これから登る久住山に向かい、食後のコーヒーを掲げて、

 

ズズズ 

 

では、そろそろ久住山に取り掛かるとするか。 

 

久住別れから、久住山取付きガレ場へ。

 

ガレ場脇の枝道には、リンドウが今が盛りと咲いている。


「どっちに行く?」(家内)

「そりゃ、こっちさ行くべさ。」(私)


怪しい十勝弁の件は、捨て置いてもらいたい。

リンドウの小径を行く。

 

 

 

ノギランと共生するリンドウ。

 

リンドウの小径は、やがて本道と合流する。

この先、久住山稜線は右に折れて、山頂へと続く。

左手を見れば、天狗ヶ城と中岳。

今回は両山と御池はスルーである。 

うず高く積まれたケルンの下にも。

 

ヒトミちゃんがお出迎えだ。

というか、私にはケムール人にしか見えないのだが。

あ、いや、

ケムール人が分る人の方が珍しかろう。

無論、この件も捨て置いてもらいたい。 

山頂が近づいてきた。

 

くじゅう連山の主峰久住山の山頂だ。

 

山頂標識のすぐ下で、幼児が賑やかに昼ご飯中であった。

聞くと保育園児年長さんとの事。

 

「あの沓掛山の岩場を降りてきたの?へえー、偉いね。頑張ったね。こけなかった?」

 

この園児たちと、引率してきた保母さん方に、敬意を表したい。 

 
 
 
さて、下山である。

靴底発見!

この後、この持ち主はどうやって山を下りたのだろう。

どうにも気になって仕方がない。 

帰りは、久住別れから星生崎真下を通り、

 

西千里を行く。

 

先程くぐってきた星生の窓が見える。 

 

この道沿いもリンドウが花盛りである。

 

 

 

フクオウソウ

 

ドウダンツツジが早くも色づきだしている。

深秋の候は、もうすぐそこまで来ているようだ。 

帰りしなに、たで原湿原に立ち寄る。

あれだけ青かった九重の空も、今は雲が覆いつくそうとしている。 

ヒゴタイがしぶとく残っていてくれた。

 

アケボノソウもまだまだ元気だ。

 

雲間から陽光が差し込んできた。
 
 
そんじゃ、もこが待ってるし、ボチボチ帰るか。 




くじゅう連山よ。

近いうちにまた来るぜ!
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